シルバーセカンド開発日誌
片道勇者2 2/2
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2023-03-11 (土) 片道勇者2開発+3 公式サイト公開&片道勇者プラスRTA▼【公式サイト公開!&片道勇者プラスRTA】
今週もウディタ修正のついでに『片道勇者2』の開発をする感じの週でした!
『片道勇者2』は細かいバグの修正に奔走していたので、
今回は公式サイトを作ったよというお話!
【片道勇者2 公式サイト公開!】
確定情報が少ないのでまだまだ内容が少ないですが、『片道勇者2』公式サイトを作ってみました!
『片道勇者2 公式サイト』
基本はこれまでの内容の復習で、今回新たに
公開されたのはスキルやアイテムカードの情報!
「こんな使い方ができちゃうぞ」みたいな攻略情報めいた内容もちりばめて、
ちょっとは何かイメージできるよう心がけてみました。
公式サイト内に「スキル紹介」が全然ないのはまだほとんど
何もスキルのデータが確定してないからですが、
装備やアイテムの方は色々決まりつつあります。

狩人C 今回は重量制限がない代わりに、いらないアイテムを拾いすぎると弱くなるのでチョイスも迷い所です
ということで、今回は公式サイトに載せたものからアイテムの特徴をご紹介!
【装備】
◆軽量な武器 「ダガー」「レイピア」
威力は低いもののダメージ幅が狭く、連続攻撃率が最も高い武器です。
通常攻撃をするなら最強クラス!
でもスキル使用時には1撃が軽くなってしまうため、合わないスキルも多いです。
たとえばダメージ2倍スキルはこの武器だとイマイチですが、
ダメージ+10スキルなら他と同じく活用できるでしょう。
◆中量武器の剣 「ショートブレイド」「ロングブレイド」
威力は中くらい、ダメージ幅が50%~100%で連続攻撃率もほどほどの、
安定した強さの武器です。
◆中量武器の槍 「ショートスピア」「ロングスピア」
1撃のダメージは剣とほぼ似た性能ですが、
「1マス内の敵全体にヒットする」「壁を貫通してダメージを与える」と
強力な特徴を持っている武器です。
ただその特性上、あっという間に耐久度がなくなります。
◆重量武器の斧 「木こりの斧」「バトルアックス」
最大ダメージはすさまじいのですが最小ダメージも一番低い武器です。
「木こりの斧」はダメージ幅が1%~100%と過激です!
ですが壁や宝箱などの「動かない物体」には常に
最大ダメージが出るので、物体破壊には最高に向いています。
また、スキルを活用したときに最もポテンシャルが高いのも重量武器です。
安定した火力を出すための工夫が求められます。
◆軽い防具、重い防具、特殊な防具
防具はたいてい、「最大HP」を増加させられます!
重くて頑丈な防具はさらに「装甲」も増加しますが、
「ギガントプレート」のような重すぎる鎧は
スキル使用時のST消費が増加するペナルティも受けます。
「旅人の服」「チェインクロス」「ギガントプレート」のような
基本的な防具は耐久度が無限ですが、
「耐火服」のような特殊な防具は耐久度が減っていくので、
使いどころを見極めなければなりません。
◆「盾」と「追加装甲」の差別化
盾を装備すると「盾ガード」という常備カードが手札に入るようになります。
「盾ガード」を使ったときだけ、盾の装甲&回避率アップ効果が発揮されます。
通常攻撃時にも自動で「盾ガード」が使われます。
ですが盾は「アクティブスキルとして使わなければいけない」がゆえに、
移動や待機したターン中は盾の効果を発揮できないという弱点があります。
それに対して「追加装甲」は装備していれば移動中でも
ちゃんとガードしてくれる頼れる友! 「移動」や「待機(集中が1増える)」を
多用するクラスは盾を構えられない場面が多いので
「追加装甲」の方が便利です。でも耐久度が低いのが難点。
【アイテム】
◆ターン消費する食料品、ターン消費なしで使えるアイテム
アイテムカードの使用に関しては、ムシャムシャしなければならない
「癒やしの草」や「お弁当」「ナユタの実」などの「食料品」に限りターンを消費します。
一方、「アンプル」系のアイテムや「投擲武器」は
手札にさえあればターンを消費せず使えます! すごく強い! かつ柔軟!
◆『スタミナ草』や『スタミナアンプル』が強力に!
今作では「スタミナ」系のアイテムが強力になりました!
というのも、これらのアイテムを使うと一定ターンの間、
行動ごとに「追加ST(スタミナ)」を10点とか20点得られるのです!
ちなみに「追加ST」は自分のSTを超えて保持される追加のSTで、
行動すると0に戻ります。毎ターン20点も余分に使えると、
『強打』3連発を毎ターン撃ちつづけてもほとんどスタミナが減りません、強い!
◆『投げナイフ』を他の方向に投げてから戦闘も可!
投擲武器を使ってもターンを消費しない、ということは
「投げナイフ」を後ろの敵に投げて倒してから正面の強敵と戦う、ということも可能になります!
前作では「投げナイフ」にも1ターン使う都合上、
立ち位置がイマイチだった投げアイテムですが、
今作では単純に火力の底上げや柔軟な火力配分に使用できます。
回復アイテムも貴重なので、バリバリ先手を取って敵を倒していくことが重要です。
※ちなみにスキルは、複数枚を同時使用したとしても「1方向」にしか撃てません。
なのでターン消費しない攻撃アイテムは便利なんですよ。
といった感じで、アイテム周りについては前作で差や
有用性がぼんやりしていた部分に色々とアイデアを投入して、
新たな差別化や有用化を試みています。
クラス(職業)によって必要なアイテムや重要度が変わるように構成できると、
ゲームとして飽きにくくなるので理想的ですね!
【不思議のダンジョンRTAフェスで『片道勇者プラス』が取り上げられました!+バグ修正!】
なんと! おかげさまで「不思議のダンジョンRTAフェス」という
RTA(リアルタイムアタック)配信フェスで『片道勇者プラス』が取り上げられました!
朝早く起きて拝見しておりましたが、何度かゲームオーバー寸前の危機に
陥りながらも運のいい部分もありつつで無事に
「世界の果て」を攻略しておられて見所がありました!
走者のそらちん様、解説のひのきまん様、ありがとうございました! 操作が超速い!
ミラーシールド!(盾にしかならない少女ミラを指して)
◆放送を見たい方はこちら!(リンク先の秒数からすぐ始まります)
→ https://www.twitch.tv/videos/1749057689?t=0h56m15s
チャット欄も見られるのが面白いです。
【片道勇者(プラス)のプレイ時間カウントを修正しました】
それと一緒に、放送中に「『冒険の履歴』で表示されているプレイ時間が
タイトル画面の分も含まれてしまう」というご指摘をいただいたので、
Steam版ともども修正しておきました!
といいますか、実はプレイ時間に関しては始まりの方だけでなく
終わりの方の「ゲーム終了からリザルト画面」も含まれてしまっていたので、
そこも一緒に直しておきました。
今は「ローディング終了で『決定』を押した瞬間 → ゲームオーバーかボス撃破まで」の、
おおよそRTA的にそれっぽい秒数をカウントするようになっているはずです。
これでタイムアタック用のデータを見直したい人も安心!
『片道勇者2』でも同じ形式で時間をカウントするよう注意しておきます。
ということでやり込みを拝見して元気もいただいたので
『片道勇者2』の開発も進めていきます! がんばるぞー!
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2023-02-25 (土) 片道勇者2開発+2 仲間実装中!▼【片道勇者2開発+2 仲間機能】
相変わらずほとんどの時間と体力がウディタの修正に費やされていますが
空き時間で少しでも『片道勇者2』開発を進めています。
今回は仲間機能についてご紹介!

※『とぶクスリ』を使うと荷運び馬が置いて行かれたのが前作ですが今回は平気かも!
ちなみに剣士Bはイラストないけど片道勇者ノベルのトップバッターでした。
【片道勇者2の仲間】
『片道勇者2』では最大2人の仲間を連れて歩くことができます!
前作では仲間にできるのは最大3人でしたが、
最大人数まで増えるとやや持て余していたので
今作では2人に絞ることにしました。
今週は仲間がいる場合の処理を色々作っていました。
仲間機能の紹介としては以下のような感じです。

<「仲間」は主人公と同じマスにいる!>
ローグライクRPGだと仲間が主人公とは別のマスにいるキャラだったりして
戦闘で協力しにくかったりしますが、『片道勇者』シリーズでは
仲間は主人公と同じマスで戦ってくれます!
<仲間がサポートしてくれる!>
いつも通り仲間が何らかの形でサポートしてくれます。
敵に攻撃したり、1日に一定回数だけ回復させてくれるなども!
<仲間と話せる!>
仲間と会話ができます。前作はザツに作った感じの
仲間会話機能でしたが、今回はもっと会話が切り替わる状況を増やしたり、
状況に応じてコメントしたりするタイミングを増やしたいですね。
地形ごとに一言会話が聞けるだけでもちょっと面白い!
また、2人だけなら「特定のペアになったときだけ専用会話が発生する」
という形も作りやすくなります。
「この3人の仲間がいたら絶対3人目が首突っ込んでくるでしょ!」
という面倒な場面を無視して2人+主人公との会話に専念できるからですね!
<仲間を盾にできる>
主人公が敵に対して後ろを見せれば攻撃が仲間に行くので、
緊急時には仲間を盾にできます!
といっても主人公より耐久力が低いことが多いので長くは持ちません。
<「協力NPC」も「仲間」として連れられる! かも?>
前作でいう、主人公と同じマスにいない「協力NPC」の搭載も
考えているのですが、真後ろにいると、ヘクス型のマップだと
前線に出てくるまで2ターンも何もしない時間が発生してしまいます。
なのでいっそのこと「協力NPC」も普通の「仲間」と同じ扱いに
してしまうのもありかもしれません。
簡単に下位の仲間も入れられるようにすることで、
仲間がいると有利すぎだった前作のバランスだったのを丸くしつつ、
「魅力」(今作では「カリスマ」)のありがたみを伸ばす形です。
そうすることで、仲間を入れることが難しい「魅力」の低いクラスを
もっと強くすることもできるでしょう。
【敵グループ処理】
実はこの仲間システムは敵にも適用されます。
<敵も仲間を連れて出現する!>
敵も同時に最大2体の仲間を連れ、3人チームで出現することがあります。
これにより、1マスへの攻撃として「単体ダメージ」の他に
「1マス内範囲ダメージ」という区別が新たに生まれました。
後者は1マス内の敵グループ全員にダメージを与えられる攻撃です。
この敵グループ化、弱い敵が3体集まっただけでも放置して
攻撃を受ければ3倍のダメージを受けるわけで、「野犬」の群れでも脅威になります!
前作でイメージしてもらうなら、1撃15ダメージくらいの野犬でも
3匹いれば1ターンで45ダメージと魔王並みの打撃力を叩き出すのです!
一方で、なんとかうまく先制できたり、少しでいいので
装甲を一時的に上げたり、弱い火力でもいいので範囲攻撃を撃てれば
敵の火力を大幅に削げるので、敵グループは工夫のしどころを
増やしやすい部分です。うまく使っていきたいですね!
という感じで少しずつですが開発を進めております!
引き続きウディタを修正しつつジワジワでも進めていきます。
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2022-04-16 (土) 片道勇者2 【60】 プレイ履歴や統計▼【片道勇者2 プレイ履歴や統計】
私事ですが親が入院していたので、介護活動に割くエネルギーが減らせる分
モチベーション的になかなか進めにくかった作業を進めようと考え、
今回は「プレイ履歴」や「クラス統計」まわりを作っていました。
【プレイ履歴】 クリックすると最後に持っていたデッキ内容も表示できるようにしたい!

【クラス統計】 こちらはいつも通りですが、追加で「特に多く取得したスキル」も掲載したい!
死因ランキングなども取れたら面白そうなんですが。

これらは簡単に見えて、うまいことデータ処理をしたりするのが案外難しく、
片道勇者プラスで「クラス別統計データ」を実装したときも
しばらくデータの蓄積に失敗して苦戦していた記憶があります。
これらの機能は、「見直すのが面白い!」という方もいらっしゃる一方で、
メインのゲーム体験的には何も変わらないところなので
実はやる気的に少し億劫な部分だったのですが、
ひとまずここで大枠ができたのでだいぶ気持ちがスッキリしました。
ですがまだ、作るのが一番大変な「リプレイ機能」などが残っています!
「リプレイ」は割と評判がよかった機能なので、
付けられるなら今回もぜひ付けたいですね。
他のローグライク作品でもあまりリプレイが搭載されないくらいには、
作るのが面倒な機能でもあるんですけれども!
でも、前作でもそれをふまえた上で実装をしたということは、
ローグライクに詳しくなかった当時の自分としても
「リプレイ」は魅力的な機能の一つだと考えていたのだと思います。
盛り上がった冒険の盛り上がり度合いを残したままリプレイにできると理想なんですが、
今回で一気にそこまで到達するのは難しそうですね。
とはいえ、少しずつでも楽しいリプレイ作りのための経験を
積み重ねていきたい気持ちはあります。
そんなわけで、システム部分の未実装の部分も少しずつですが減っています。
山ほどあるデータ作成もジワジワ進めつつ、まだまだ長い道のりは続きます。
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2022-02-26 (土) 片道勇者2 【59】 周回関連機能の実装▼【片道勇者2 周回関連機能の実装】
NPCや街などのデータ作りに疲れてきたので、
ここまで後回しにしてきた「周回関連機能の実装」に取りかかることにしました。
1周クリア時に何かアンロックしたり、倉庫に入れたりする処理ですね。
まだオプション的な要素は全然できていませんが、片道無印版で実装されていた
ゲームの基本的なメインループはほぼ完成することになります。
(シナリオ進めるための要素はまだ考え中! 前作は「城の住人」でシナリオ進行してましたね)
ということで今回はその辺の周回関連機能について、変わった点をご紹介!
キャラメイク画面から行ける解放画面

前回はゲーム終了時にしかアンロックできませんでしたが、今回は「タイトル画面」からでも
アンロック画面や次元倉庫にアクセスすることも可能になります。
さらには次元倉庫に「直前の周のアイテム交換をやり直せる機能」まで搭載!
たとえばプレイを開始したとき、ガンガンに鍛え抜いたロングブレイドを
前回うっかり入れ忘れていたことに気付いてしまった場合は、
すぐリセットしてキャラメイク画面から「最終交換」をやり直せば
前回入れ忘れたアイテムを入れ直すことができます! 安心度アップ!
こんな風に「注意力不足で財産を失いかけても後で取り戻すチャンスがある」という仕組みは、
過剰な注意力を費やしたり確認作業を重ねたりする量を減らせるので、
プレイアビリティの向上に繋がりそうです。
もちろん「特徴」や「クラス」、「エクストラ要素」の解放も以前通り!
『片道勇者プラス』の攻略wikiを見たら「特徴」の種類が思ったより少なかったので、
今回は面白そうなアイデアを詰め込んでいきたいですね。
200kmに1回修理ができるアビリティとか。
次元倉庫の「拡張」も前作よりすばやく直感的に!

あと次元倉庫の「サイズ」はアイテムの入れ替え中に増やせるようにしておきました。
枠が足りないことに気付いていちいち前の画面に戻って次元倉庫の枠を増やして
また交換画面に来るのは面倒臭い!
一度作り直したところもよく考え直して、こういった面倒くささがあるところは
思いつく限り減らしていきたいです。
片道勇者2 2/2
Copyright © SmokingWOLF / Silver Second