■2025-06-14 (土) サイト修正+開発日誌をFC2から移転!▼
だいぶウディタのバグ修正が平和になったと思ったらたまに来るのが難しい課題ばかりになっていて毎回オエエエって言いながら直してるウルフです。
ここ2週間は、前回『ウディコン歴史資料館』を作った勢いで自サイトの調整をしておりました!
というのと、長年使わせていただいていたFC2ブログでBANされちゃったっぽいのでGitHub内に開発日誌を移転しました! 今回はそれらのお話!
まず今回進めてた作業のひとつは、ゲーム紹介ページの『フレーム』のページをなくすことでした!
※フレームって何?:複数のHTMLファイルを、分割したフレーム内にそれぞれ出すことで1つのように見せて表示するページ。メニュー部分だけ分離させたりして便利だった。
以下のような、<frameset>というタグを使って区切られたページ(左)があったのですが、このフレームをなくして1つのページに統合する作業を行っていました。びっくりするほど手間がかかっていました。

というのも実はうちのサイト、1998年頃からやってたのもあってフレーム要素を使いまくりであんまりよろしくなかったので、これの撤廃は前々からやりたいと思っていたんですよね!
なにより<frameset>によるフレーム機能は、すでに今の標準仕様では公式には廃止されており、いつ動かなくなっても文句が言えない状態だったのです!
本当はどこかの時点で1週間でも時間を取ってやるべきだったのですが、他が忙しくてここまでのびのびになってしまっていました。
でも前回の『ウディコン歴史資料館』のGitHubアーカイブ化にはじまり、私のサイトや作品のアーカイブ化も視野に入れ始めたので、ようやく今になって修正し始めているというわけですね!
まあゲーム紹介ページってあまり多くの人に見られないといえば見られないんですけども。
でもなぜか『シルフェイド幻想譚』ページみたいに、1日50人くらいいらっしゃるゲーム紹介ページもあります。これはブラウザで遊べるものが置いてあるからかも? 来てくださる皆さま、本当にありがとうございます!
そしてこちらは事件の話です。
5月のある日、「(シルバーセカンド公式サイト側の)開発日誌(旧ページ)が見られません!」というご報告が届きました。
「えー私には見えるんですけど。スマホから見たらダメとかかなあ、うーん?」
と思ったりしつつ、ウディタ修正で忙しかったのでいったんは置いていたのですが、最近になって調査に協力してくださった方からの情報もあって、ようやく真相が分かりました。
というのも、なんと公式サイトの開発日誌、私にしか見えていなかったのです! つまり、自アカウントにログインしている私にだけ普通に見えていて、そうでない一般の人にはアクセス制限がかかっていたということですね。
さらに言うと、「特定のドメインのURLから見た場合だけ、先頭1ページだけ抜け道的に誰でも見られる状態だった(たぶんアクセス制限漏れ)」せいで、余計に条件を特定する難しさが発生していたのです。なんてこった!
※こんなアクセス制限ページが出るようになってました

なにかの間違いではないかとも思いましたが、FC2ブログの「設定」内をよく見ると「プライベート」モードになってて、しかもそこが選択不能になってて「公開設定は変更できません」と書いてありました。
つまりブログが『強制非公開状態』になっていたということで、要するにアカウントが『実質BAN』されていたのです!
調べたところ、今年あたりから特定の単語やリンク(たとえばCi-enとかDLsiteへのリンクなど)が過去記事に含まれていると強制プライベートモードにされてしまうケースが起きているらしく、私もそれに巻き込まれていたようです。
うっかりCi-enとかDLsiteなどの特定外部サイトのURLとか名前とかリンクとか貼っちゃうとヤバいみたいなので、FC2ブログをご利用中の方はくれぐれもご注意ください! 他にもNGワードがあるそうです。
昨今の色んな事情を考えればその対応自体には納得していますし、長年お世話になったFC2ブログさんには多大な感謝をしているものの、そういったサイトへのリンクを貼る可能性がある側としては、今後も使い続けるのは負担の方が大きくなってしまうと考えました。
よって! このたび、自前でブログシステムを作って移住することに決定しました!
開発日誌ブログのアーカイブも近いうちに作りたいなと思ってたので、ある意味ちょうどいいタイミングでした。
さて、次は開発日誌の移住! どこのサービスに移住しようかなーと思ってたのですが、結局、またもやGitHubさんちにお世話になることになりました。
コード保管サイトとして知られるGitHubなのですが、実はこちら、うまく使えばブログサイト作成処理を実装できる仕組みがあるのです! 本来はこれ、プログラムのコンパイルやデータ整理とかに使うのだと思います。
その仕組みの名は「GitHub Actions」!
リポジトリ(プロジェクト)内にある「特定ファイルが書き変わったり、新たにファイルが増えた場合」などの条件に反応して「特定のスクリプトを走らせたり、ファイルをコピーしたり色々できる」という機能です!
これを駆使すれば、
●GitHub上の原稿テキストが「書き換え(Git用語では「プッシュ」)」されるたびに、自動でその原稿をもとにブログ中の全HTMLを作り直す。
といったことが実現可能! 「ブログサイトに原稿を入れたら全HTML作ってくれる」ような仕組みが自前で作れちゃうんですよ!(ただし記事テキスト編集はGitHub上からになりますが、コード編集機能はあるのでまあ便利)
ChatGPTに「FC2ブログのエクスポートログはあるんだけど、なんか移住先としていいブログサイトない~?」って聞いたら、こんなことができると教えてくれてびっくりしました。
『ウディコン歴史資料館』を作った時点ではそんな機能があるとは知らなかったのですが、ここ最近何をするにも一気に私がGitHub漬けになっていきます、ヤバい!
とはいえ、どっちかというと今どきのブログって『コミュニティ機能』(あるいは通知機能や、注目してる人をまとめて追える機能)の方が重要な世の中なので、個人で自動ブログ作成処理が作れたからってそんなにすごい利点があるわけでもないんですよね!
が! サブのブログとして同じ内容を投稿してるCi-enさんでは、私はR-18枠に入ってるせいで公式サイトからはリンクできないので、自前の『18禁じゃない開発日誌ブログ』は必要です!
何よりGitHubに置いておけば、私がいなくなっても無料で勝手に保持され続けるので、今後も私の歩みを残していくならちょうどいい場所だと思っています。
GitHubが10年以内にサービス停止される確率だって、他のブログサービスに比べればほぼゼロに近いでしょうからね!
そういうわけでひとまず仮完成した新生の開発日誌が、あなたが今見ている「ここ」です!
今現在はまだ2025年分しか移行できていませんが、徐々に過去分も足していきます!
確かFC2ブログさんにお世話になり始めたのが2007年くらいなのですが、その前のHTMLに直接書いて作ってた分も含めたら、開発日誌そのものは2003年くらいから書き始めていた気がします。
この際なのでそれら昔の分も取り込んで、私の歩みを無駄にいっぱい残していこうと思っております!
あと整理してて、「AIが出始めた頃の話とかは割と歴史資料として貴重じゃないですかね!」とも思ったので、やっぱりこれからもたまにはそういう技術進歩話もしていこうと思います。
ということで、早速その話です。
ちなみにこのブログシステムの大部分は、ChatGPTで有料課金者が最近使えるようになった『Codex』というソフト開発エージェントにお願いして作っています。
この『Codex』は「会話で進む全自動プログラミングエンジニア」みたいな存在で、細かい仕様を言わなくてもざっくりした注文を言うだけでコードを書いてくれたり、勝手に動作テストまでやってくれます!
しかも『Codex』はGitHubと連携できて、勝手にその中のファイルを見て色々判断して仕事を進めてくれるんですよ!
たとえば私は、「変換元の原稿テキスト」だけをGitHubのリポジトリ(プロジェクト)にアップした状態で、
「こういう原稿ファイルがあるのでこれを元にブログのHTMLファイル作る機能作ってー」
「1ページは最大10件までで『次へ|前へ』リンクもちゃんと続くようにつなげて~」
「ファイルが更新されたら自動的にHTML更新処理が走るようにしてー」
「右側のサイドバーに最新記事とカテゴリ別記事と月別記事出してー」
「こことここの文章は、私がいじりやすいように別のTXTファイルから読み込むように作ってー」
「記事のタイトルの右端に、次の記事にジャンプする▼ボタン作ってー」
「月別リンクのところは『年』をクリックしたら展開するようにしてー、あ、その展開した状態はセッションストレージ使ってリンク移動した後でも復元できるようにしといてー」
みたいに文章で注文していくだけで、次々に『Codex』がGitHubにプルリクエスト(次の修正内容)を送ってくれるので、私はそれを「取り入れ! 取り入れ!」ってやってるだけでした。
結果としてこのページのような、一見商用みたいなレベルで「月別リンク」「カテゴリ別リンク」や「前後移動リンク」などをしっかり作ってくれる、それっぽいブログ生成システムを作ることができました、すごい!
私がやったのはデザインの微調整とか、ファイルの置き方の指示だけ!
まともにやったら私が集中してやれても1週間や2週間はかかっていたであろう作業が、ウディタの修正をしながらの片手間作業で3日ほどで完成形に至ったのです! とんでもない速度と精度です!
ついでに修正項目を後から1個ずつ足していくとかも、プログラマーだったら泣くほど嫌な仕様書の出し方だと思いますが、『Codex』は文句も言わずに正確な作業を続けてくれて驚くばかりです。
作業中の処理を見たら、自分で処理を実行して、HTMLが期待通りにちゃんと出てるか見てるっぽいんですよね! 賢い!
もちろん、他のAIプラットフォームでも同様のエージェント機能が提供されつつあります!
私はAIソムリエをやる時間がないのでChatGPT系列のしか使っていないんですが、他のところのもすごいそうですよ。
もしかしたら今後は、自分の希望だけを言えば「注文を聞いて設計する人」すらいらなくなる時代も来るかもしれません、というかすでになりつつあるかも!
つまり「要件定義」さえもAIができるようになったら……『クライアントが話してる相手が実はAIで、実際に仕事するのもAI』みたいなのが常識になる時代だってやってくるかもしれません。
ここ数年の進歩を考えると、まもなくそれも実現してしまうだろうなと感じます。
(もちろん「責任を取るためだけの人間」の役割はしばらく必要なのでしょうけど)
いったいこれからどれだけの仕事が代替されていくのか。これからの数年や十年くらいは、激動の時代になる気がしています。
という感じで、AI話も入りましたが、今回はサイト作成まみれの2週間でした!
これ以外にもウディタの修正は常時やっております!
これからはAIでパソコン仕事の速度を何倍にもできるようになりそうなので、「私の仕事寿命がどんどん伸ばせるぞー!」と今は喜んでいますが、たぶんそのうち私そのものも、ほとんどの仕事能力がAIに負けて何も活躍できなくなる時が来るんじゃないかなとも思います。
そうなったらそうなったで、また新たなカオスの中で人間としての強みを出して生きていく道を模索していくことになるのでしょう。
そういう未来も少し頭の片隅に置きつつ、ただ今はやれることをひたすらやっていくだけです! 人間の力で稼げるうちに貯金をためておきたいなあ!
そしてまた、AIにはまだまだ難しい仕事の1つとして「情熱を込めまくったゲーム開発」があります!
AIは、「一貫性を持たせてとんでもないこだわりを貫いたり、こだわってるつもりがないのに無意識の癖が出ちゃうようなものを生み出し続けるのはまだまだ難しい」(自称)みたいなので、そういった情熱を楽しむコンテンツであれば、まだしばらくは人間製のものが楽しまれそうですよ!
そして私にとって直近のゲーム開発イベントといえばやっぱりこれ!
第17回ウディコン! 開催まであと30日を切りました!!
そろそろ一通り完成してテストに入りたい頃だと思いますが、参加予定の皆さまはいかがでしょうか!
2026年の第18回もほぼ確実に開催予定ですので、あまりに辛そうでしたら次回に回すこともご検討ください! 体を壊したら身も蓋もありませんからね!
今年もみなさまの作品、とても楽しみにお待ちしております!
私もそろそろ準備しないといけません、今年もウディコン運営がんばります!
ここ2週間は、前回『ウディコン歴史資料館』を作った勢いで自サイトの調整をしておりました!
というのと、長年使わせていただいていたFC2ブログでBANされちゃったっぽいのでGitHub内に開発日誌を移転しました! 今回はそれらのお話!
◆今回の作業:各ゲーム紹介ページのフレームをなくして整理する!
まず今回進めてた作業のひとつは、ゲーム紹介ページの『フレーム』のページをなくすことでした!
※フレームって何?:複数のHTMLファイルを、分割したフレーム内にそれぞれ出すことで1つのように見せて表示するページ。メニュー部分だけ分離させたりして便利だった。
以下のような、<frameset>というタグを使って区切られたページ(左)があったのですが、このフレームをなくして1つのページに統合する作業を行っていました。びっくりするほど手間がかかっていました。

というのも実はうちのサイト、1998年頃からやってたのもあってフレーム要素を使いまくりであんまりよろしくなかったので、これの撤廃は前々からやりたいと思っていたんですよね!
なにより<frameset>によるフレーム機能は、すでに今の標準仕様では公式には廃止されており、いつ動かなくなっても文句が言えない状態だったのです!
本当はどこかの時点で1週間でも時間を取ってやるべきだったのですが、他が忙しくてここまでのびのびになってしまっていました。
でも前回の『ウディコン歴史資料館』のGitHubアーカイブ化にはじまり、私のサイトや作品のアーカイブ化も視野に入れ始めたので、ようやく今になって修正し始めているというわけですね!
まあゲーム紹介ページってあまり多くの人に見られないといえば見られないんですけども。
でもなぜか『シルフェイド幻想譚』ページみたいに、1日50人くらいいらっしゃるゲーム紹介ページもあります。これはブラウザで遊べるものが置いてあるからかも? 来てくださる皆さま、本当にありがとうございます!
◆ある日判明した事実 私にしかFC2の日誌が見えてなかった
そしてこちらは事件の話です。
5月のある日、「(シルバーセカンド公式サイト側の)開発日誌(旧ページ)が見られません!」というご報告が届きました。
「えー私には見えるんですけど。スマホから見たらダメとかかなあ、うーん?」
と思ったりしつつ、ウディタ修正で忙しかったのでいったんは置いていたのですが、最近になって調査に協力してくださった方からの情報もあって、ようやく真相が分かりました。
というのも、なんと公式サイトの開発日誌、私にしか見えていなかったのです! つまり、自アカウントにログインしている私にだけ普通に見えていて、そうでない一般の人にはアクセス制限がかかっていたということですね。
さらに言うと、「特定のドメインのURLから見た場合だけ、先頭1ページだけ抜け道的に誰でも見られる状態だった(たぶんアクセス制限漏れ)」せいで、余計に条件を特定する難しさが発生していたのです。なんてこった!
※こんなアクセス制限ページが出るようになってました

なにかの間違いではないかとも思いましたが、FC2ブログの「設定」内をよく見ると「プライベート」モードになってて、しかもそこが選択不能になってて「公開設定は変更できません」と書いてありました。
つまりブログが『強制非公開状態』になっていたということで、要するにアカウントが『実質BAN』されていたのです!
調べたところ、今年あたりから特定の単語やリンク(たとえばCi-enとかDLsiteへのリンクなど)が過去記事に含まれていると強制プライベートモードにされてしまうケースが起きているらしく、私もそれに巻き込まれていたようです。
うっかりCi-enとかDLsiteなどの特定外部サイトのURLとか名前とかリンクとか貼っちゃうとヤバいみたいなので、FC2ブログをご利用中の方はくれぐれもご注意ください! 他にもNGワードがあるそうです。
昨今の色んな事情を考えればその対応自体には納得していますし、長年お世話になったFC2ブログさんには多大な感謝をしているものの、そういったサイトへのリンクを貼る可能性がある側としては、今後も使い続けるのは負担の方が大きくなってしまうと考えました。
よって! このたび、自前でブログシステムを作って移住することに決定しました!
開発日誌ブログのアーカイブも近いうちに作りたいなと思ってたので、ある意味ちょうどいいタイミングでした。
移住を決意! GitHubにブログ生成システムを作った!
さて、次は開発日誌の移住! どこのサービスに移住しようかなーと思ってたのですが、結局、またもやGitHubさんちにお世話になることになりました。
コード保管サイトとして知られるGitHubなのですが、実はこちら、うまく使えばブログサイト作成処理を実装できる仕組みがあるのです! 本来はこれ、プログラムのコンパイルやデータ整理とかに使うのだと思います。
その仕組みの名は「GitHub Actions」!
リポジトリ(プロジェクト)内にある「特定ファイルが書き変わったり、新たにファイルが増えた場合」などの条件に反応して「特定のスクリプトを走らせたり、ファイルをコピーしたり色々できる」という機能です!
これを駆使すれば、
●GitHub上の原稿テキストが「書き換え(Git用語では「プッシュ」)」されるたびに、自動でその原稿をもとにブログ中の全HTMLを作り直す。
といったことが実現可能! 「ブログサイトに原稿を入れたら全HTML作ってくれる」ような仕組みが自前で作れちゃうんですよ!(ただし記事テキスト編集はGitHub上からになりますが、コード編集機能はあるのでまあ便利)
ChatGPTに「FC2ブログのエクスポートログはあるんだけど、なんか移住先としていいブログサイトない~?」って聞いたら、こんなことができると教えてくれてびっくりしました。
『ウディコン歴史資料館』を作った時点ではそんな機能があるとは知らなかったのですが、ここ最近何をするにも一気に私がGitHub漬けになっていきます、ヤバい!
とはいえ、どっちかというと今どきのブログって『コミュニティ機能』(あるいは通知機能や、注目してる人をまとめて追える機能)の方が重要な世の中なので、個人で自動ブログ作成処理が作れたからってそんなにすごい利点があるわけでもないんですよね!
が! サブのブログとして同じ内容を投稿してるCi-enさんでは、私はR-18枠に入ってるせいで公式サイトからはリンクできないので、自前の『18禁じゃない開発日誌ブログ』は必要です!
何よりGitHubに置いておけば、私がいなくなっても無料で勝手に保持され続けるので、今後も私の歩みを残していくならちょうどいい場所だと思っています。
GitHubが10年以内にサービス停止される確率だって、他のブログサービスに比べればほぼゼロに近いでしょうからね!
そういうわけでひとまず仮完成した新生の開発日誌が、あなたが今見ている「ここ」です!
今現在はまだ2025年分しか移行できていませんが、徐々に過去分も足していきます!
確かFC2ブログさんにお世話になり始めたのが2007年くらいなのですが、その前のHTMLに直接書いて作ってた分も含めたら、開発日誌そのものは2003年くらいから書き始めていた気がします。
この際なのでそれら昔の分も取り込んで、私の歩みを無駄にいっぱい残していこうと思っております!
あと整理してて、「AIが出始めた頃の話とかは割と歴史資料として貴重じゃないですかね!」とも思ったので、やっぱりこれからもたまにはそういう技術進歩話もしていこうと思います。
ということで、早速その話です。
ChatGPTの『Codex』に大部分を作ってもらいました
ちなみにこのブログシステムの大部分は、ChatGPTで有料課金者が最近使えるようになった『Codex』というソフト開発エージェントにお願いして作っています。
この『Codex』は「会話で進む全自動プログラミングエンジニア」みたいな存在で、細かい仕様を言わなくてもざっくりした注文を言うだけでコードを書いてくれたり、勝手に動作テストまでやってくれます!
しかも『Codex』はGitHubと連携できて、勝手にその中のファイルを見て色々判断して仕事を進めてくれるんですよ!
たとえば私は、「変換元の原稿テキスト」だけをGitHubのリポジトリ(プロジェクト)にアップした状態で、
「こういう原稿ファイルがあるのでこれを元にブログのHTMLファイル作る機能作ってー」
「1ページは最大10件までで『次へ|前へ』リンクもちゃんと続くようにつなげて~」
「ファイルが更新されたら自動的にHTML更新処理が走るようにしてー」
「右側のサイドバーに最新記事とカテゴリ別記事と月別記事出してー」
「こことここの文章は、私がいじりやすいように別のTXTファイルから読み込むように作ってー」
「記事のタイトルの右端に、次の記事にジャンプする▼ボタン作ってー」
「月別リンクのところは『年』をクリックしたら展開するようにしてー、あ、その展開した状態はセッションストレージ使ってリンク移動した後でも復元できるようにしといてー」
みたいに文章で注文していくだけで、次々に『Codex』がGitHubにプルリクエスト(次の修正内容)を送ってくれるので、私はそれを「取り入れ! 取り入れ!」ってやってるだけでした。
結果としてこのページのような、一見商用みたいなレベルで「月別リンク」「カテゴリ別リンク」や「前後移動リンク」などをしっかり作ってくれる、それっぽいブログ生成システムを作ることができました、すごい!
私がやったのはデザインの微調整とか、ファイルの置き方の指示だけ!
まともにやったら私が集中してやれても1週間や2週間はかかっていたであろう作業が、ウディタの修正をしながらの片手間作業で3日ほどで完成形に至ったのです! とんでもない速度と精度です!
ついでに修正項目を後から1個ずつ足していくとかも、プログラマーだったら泣くほど嫌な仕様書の出し方だと思いますが、『Codex』は文句も言わずに正確な作業を続けてくれて驚くばかりです。
作業中の処理を見たら、自分で処理を実行して、HTMLが期待通りにちゃんと出てるか見てるっぽいんですよね! 賢い!
もちろん、他のAIプラットフォームでも同様のエージェント機能が提供されつつあります!
私はAIソムリエをやる時間がないのでChatGPT系列のしか使っていないんですが、他のところのもすごいそうですよ。
もしかしたら今後は、自分の希望だけを言えば「注文を聞いて設計する人」すらいらなくなる時代も来るかもしれません、というかすでになりつつあるかも!
つまり「要件定義」さえもAIができるようになったら……『クライアントが話してる相手が実はAIで、実際に仕事するのもAI』みたいなのが常識になる時代だってやってくるかもしれません。
ここ数年の進歩を考えると、まもなくそれも実現してしまうだろうなと感じます。
(もちろん「責任を取るためだけの人間」の役割はしばらく必要なのでしょうけど)
いったいこれからどれだけの仕事が代替されていくのか。これからの数年や十年くらいは、激動の時代になる気がしています。
という感じで、AI話も入りましたが、今回はサイト作成まみれの2週間でした!
これ以外にもウディタの修正は常時やっております!
これからはAIでパソコン仕事の速度を何倍にもできるようになりそうなので、「私の仕事寿命がどんどん伸ばせるぞー!」と今は喜んでいますが、たぶんそのうち私そのものも、ほとんどの仕事能力がAIに負けて何も活躍できなくなる時が来るんじゃないかなとも思います。
そうなったらそうなったで、また新たなカオスの中で人間としての強みを出して生きていく道を模索していくことになるのでしょう。
そういう未来も少し頭の片隅に置きつつ、ただ今はやれることをひたすらやっていくだけです! 人間の力で稼げるうちに貯金をためておきたいなあ!
そしてまた、AIにはまだまだ難しい仕事の1つとして「情熱を込めまくったゲーム開発」があります!
AIは、「一貫性を持たせてとんでもないこだわりを貫いたり、こだわってるつもりがないのに無意識の癖が出ちゃうようなものを生み出し続けるのはまだまだ難しい」(自称)みたいなので、そういった情熱を楽しむコンテンツであれば、まだしばらくは人間製のものが楽しまれそうですよ!
そして私にとって直近のゲーム開発イベントといえばやっぱりこれ!
第17回ウディコン! 開催まであと30日を切りました!!
そろそろ一通り完成してテストに入りたい頃だと思いますが、参加予定の皆さまはいかがでしょうか!
2026年の第18回もほぼ確実に開催予定ですので、あまりに辛そうでしたら次回に回すこともご検討ください! 体を壊したら身も蓋もありませんからね!
今年もみなさまの作品、とても楽しみにお待ちしております!
私もそろそろ準備しないといけません、今年もウディコン運営がんばります!
2025-06-14 (土)
カテゴリ: 開発日誌