シルバーセカンド開発日誌
 ここはゲーム開発者SmokingWOLF(スモーキングウルフ)の開発日誌です。
 【現在の目標】→ ウディタ3.5のバグを落ち着かせる! & 『片道勇者2』の開発!
 ※以前のブログが使えなくなったので、ただいまこの開発日誌に移転中です。
2024年08月

2024-08-25 (日)   第16回ウディコン結果発表、上位作品+ピックアップ紹介!
ということで第16回ウディコン、ついに結果発表です!
今回の作品群も例年以上に情熱と工夫がいっぱいで凄い回となったと思います!

この記事では上位4位までの作品と、個人的ピックアップをご紹介します!

【第16回ウディコンページ】





◆第16回ウディコン1~4位紹介!

【第1位 『箱庭ドールメーカー』】

作者:こよる様 ↑タイトルクリックで作品へ
熱中 42.0点(1位)+斬新 25.9点(3位)+物語性 27.0点(6位)+画像音声 24.7点(4位)+遊びやすさ34.1点(5位)+その他23.0点(3位) = 176.7点



『箱庭ドールメーカー』は、「ドール」と呼ばれる存在を育成し
ダンジョンを攻略していくすごろく×デッキ構築育成RPGです!

マップ探索はすごろく式で行われ、遭遇する敵との戦闘で
ドールのパラメータを上げたり、特定の宝箱から得られるスキルを集めて
スキルデッキを構築していきます。
スキルは1ドールあたり10枠まで習得可能で、
戦闘中ではそのうちの4択が初期選択肢として出てきます。
スキルを使うとデッキ中の他のスキルがでてきます。

バトルでは最大4人のパーティーを組めるため、
各々の相乗効果を考えてスキルを取ったりしていく必要があります!
バトルはAP式で、APがなくなるまで1ターンに何度でも行動可能!
仲間内での行動順も自由!

そしてこのゲームの変わっているところが
「育成(ダンジョン)」と「本番(フィールド)」パートの2つに分かれいる点!
「育成(ダンジョン)」パートでは1つのドールを育てることができ、
パーティーに入れられる残りの3体は自動で成長していきます。
そして終了時、育成対象にしたドール1体を「記憶」することができます。

そして「本番(フィールド)」パートでは、
「記憶」したドールを4人連れて冒険に行くことができます。
「育成」パートクリア時点のスキルを全員最初から持っているほか、
最初は能力値が弱めですが冒険途中でレベルアップすると
最大で「育成パートで育てた値」まで能力値が強くなっていきます。
そしてそのステージのボスに挑むわけですね!

スキルは単体で非常に強力なものも多いですが、
組み合わせることで敵を完封できたり、
超絶大ダメージを与えられるようになるものもあり、
習得できるスキルの端々を見ながら
「この相乗効果を完成させたら絶対強いだろうなあ!」
という夢を持つこともしばしば! その夢を叶えるために夢中で育成できてしまいます!

こんな風にドールを鍛え、「習得」も「戦闘時の使用」もある程度
運任せになるスキル群をうまくやりくりしながら
「強力すぎるシナジー」を生み出してゲームを進めるという流れが非常に楽しく、
何十時間でもやれそうな中毒性があります!
(個人的には可処分時間の不足によりリソース確保と後半の育成にかかる時間がもう少し短めでも
うれしかったですが、それを支払う価値がある面白さでした)


しかもX(Twitter)で共有されているパーティー構成を見ると
使ってるパーティーがみんな違っていてそこもすごい!
自分の思いつく構成を突き詰めればどれも強いバランスがすばらしい!

他にも戦闘パートの工夫として面白いのが「状態スロット」!
これは各キャラ5枠あるのですが、敵が何らかの強化状態になっても、
後から状態異常を5つ重ねると「先にかかった状態を押し出して消せる」
という仕組みが導入されており、これもRPGの強敵戦で
出番がなくなりがちな状態異常に役割を増やしています!

「味方に致命的な状態異常をもらっても強化状態を5つかければその悪状態を消せる」
という意味もあるので、バフ・デバフの在り方の重みが強い!
これうちでも採用したいです!

などなど話すべき工夫は山ほどありますが、
これ以上言うと長くなりすぎるので、後述の開発者さまの記事などもぜひご覧ください!

本作はプレイ時間が10時間以上と長かった都合上、
審査終了あたりまで投票が少なかったのですが、
いざ終盤に投票され始めると最終結果としては
熱中度1位の中央値9点(つまり半数以上が9点以上を入れた)だった上に、
「熱中度に10点入れても足りないので『その他』加点もしました!」という人も続出!
画像音声や遊びやすさも高めで物語も印象に残るものとなっており、隙がありません。

「ウディコンではプレイ時間が長いゲームは不利」とみんなに思われていた中、
その壁を打ち破ってトップになるほどの超絶パワー! 1位も納得の一作です!

そして開発者さまの裏話の記事も出されていました!
ゲームデザインにあたっての試行錯誤の記録や参考にしたシステムが
記されていて勉強になりましたので、よければぜひ!
→ ◆フリーゲーム「箱庭ドールメーカー」制作後記



【第2位 『やけくそ料理人と不良債権』】

作者:なす太郎様 ↑タイトルクリックで作品へ
熱中 40.4点(2位)+斬新 24.8点(4位)+物語性 20.8点(11位)+画像音声 26.8点(3位)+遊びやすさ37.9点(2位)+その他18.0点(7位) = 168.7点



『やけくそ料理人と不良債権』は、お料理デッキ構築ローグライク!
なんと敵と戦うのでなく、手札で料理を作ってそれを提供していくというゲームです!


「料理を作って客を呼んで提供する」という流れが
1画面にまとまっている画面構成も分かりやすい!

基本的には手札を使うことで「肉」「魚」「野菜」の各食材を増やし、
その食材で選べる「料理」を作って客に提供していきます。
客は自分で「呼び込む」こともできるので、
「あっ、このターン料理が余っちゃうな、客を呼んでおくか」みたいな判断もできます!

ですが料理には「おいしさ」や「映え」のパラメータがあり、
客も「ロールキャベツが食べたい」とか「映え2以上で」などの注文を出してくるので、
要望を満たすように料理を出さねばなりません。
お寿司とハンバーグは注文しないでくださぁぁぁーい!!
(デッキが強まってないと作るのが大変)

カードは途中で新たなものを取得していけるのですが、
カードには「キャラ」のアイコンが載っています。
特別なことがない限り、各キャラごとに1ターン1枚しか手札が使えません。

たとえば「BB(ピンク髪ウサギ男子)」アイコンのカードを使うと、
そのターンはBBの他のカードは使えなくなります。
なので別キャラのカードを得ることで1ターンに
いっぱい手札を出せるようにしたり、引いた時点で
「手札+1枚」を得られる(負担にならない)パッシブ的なカードを
取っていくことで有利にしたりと、デッキ強化にあたって
いろいろな観点で考えながら進めていく必要があります!
この辺り、実際やってみると予想以上に直感的なので、ぜひ触ってみてください。
詳しい情報が知りたいときは右クリックで!

また、キャラクターたちの会話も楽しく、そういった面の面白さも高品質!
料理作りをテーマにしたデッキ構築ローグライトとして
非常に高い完成度で構成されており、
ゲーム開発者的に「これは巧い!」とうならされた一本です!
「遊びやすさ」部門でも上位で、たぶん1プレイ1時間くらいで遊べると思いますので、
気になる方はぜひ遊んでみてください!



【第3位 『迷宮郷まよろば』】

作者:そぞろ豆腐様 ↑タイトルクリックで作品へ
熱中 39.6点(4位)+斬新 19.9点(10位)+物語性 12.0点(21位)+画像音声 29.5点(1位)+遊びやすさ37.1点(3位)+その他25.0点(1位) = 163.2点



『迷宮郷まよろば』は、心をゆさぶる美麗ドット絵と音声がかなでる
圧倒的雰囲気が魅力のゲームです!
実際に遊んでみると画面からの「圧」がすごいんですよ!

日本の懐かしい風景、メルヘン、大自然、ホラー、ポップ、仏教感などなど
幅広いジャンルのマップを探索していくのですが、
ウディタ3の新機能も演出に多用されていて細かな演出までこだわりぬかれており、
ひたすら「美しい……!」としかいいようのない場面が次々に出てきます!
私は仏像が不思議と印象に残りました。

なお、マップには隠し要素や収集要素もちりばめられており、
それを探す楽しみもあります。
(コンプリートは大変かもですが、実現できれば
「全てを見尽くした」という証明になるでしょう!)

最初は未知のエリアをうろうろする感じですが、
「全体マップ」を入手できたらその後は「観光」感覚になって遊びのフェイズが変わります。
「全体マップ」は体感、かなり後半のエリアに
急にポッと置いてありましたので、忙しい人はなるべく早めに、
そうでない人はぜひ楽しみながら探してみてください。

プレイとしてはほとんどの時間は歩いているだけなのに、
どんどん出てくる新たな絵と音に心が揺さぶられ、
歩いているだけで「良い体験ができた」と感じられてしまう
ものすごいパワーを秘めている一作!
「ぜひ自分の目で確かめてください!」と私でも言ってしまう作品です!



【第4位 『放浪者セレナ~少女を救うため、闘技場で戦う女~』】

作者:カザ&ソロー様 ↑タイトルクリックで作品へ
熱中 40.4点(2位)+斬新 12.9点(17位)+物語性 27.0点(6位)+画像音声 21.4点(10位)+遊びやすさ39.4点(1位)+その他19.5点(5位) = 160.8点



『放浪者セレナ~少女を救うため、闘技場で戦う女~』は、
闘技場で育成して戦いに勝ち抜いていく育成シミュレーションゲームです!
少女を救うべくセレナという女性が闘技場に潜入するのですが、
そこで大人向けゲーム的なグヘヘ展開があるかとまったくそんなことはなく、
非常に健全かつ爽やかに進みます!
お子様にも安心!(セレナさんの腹筋は刺激的かもしれない)

ゲーム面においては、通常難易度は非常に遊びやすく、
変に育成で休みまくったりしない限りは割と敵に勝っていける感じに
絶妙にバランス調整されています。
また、育てたパラメータや選択肢に応じて色んな技や装備品を入手できたりして、
育成面で色々試したい気持ちになれる一本です!
私は高攻撃力で連続攻撃をいっぱいしたーい!

が、そのメインの育成&バトルパートと並行して、
本作は「会話パート」が非常に面白いんですよ!
選択肢によって主人公セレナの方向性が変わり、エンドに影響したり、
キャラの反応がどんどん変わったりして、
会話部分でも周回して色々試したくなってしまうのです!

会話の面白さに関しては私がとても好きなセンスだったので、
そう聞いて興味を持たれた方はぜひ遊んでみてください。
コメディ的だったり考えさせられる内容だったり、
あるいはセレナさんが変だったりして、見ていて楽しいですよ!


とにかく遊びやすく、リプレイを重ねて色んな面で楽しめる一作なので、
「難しいデッキ構築ゲームはあまりできないよ~」という方でも安心です!
ちなみにハードモードはだいぶ骨がありそうなので、
ゲーム的なチャレンジをしたい人も安心!
幅広い人に楽しんでもらえそうな一作で、「遊びやすさ」部門1位も納得の品質です!

また、こちらの作者さまもシステム・バランス面の制作秘話が記事で語られています! 
これも明確な意図を持ってバランス調整しているところが非常に勉強になったので、
気になる方はよければぜひ!
「どんな遊び方でもちゃんと楽しめる」ようにするのにも、
裏には大変な苦労と試行錯誤があります!
→◆放浪者セレナ制作秘話(システム・バランス担当ver) (アーカイブ)(/a)

(追記)さらにシナリオ・グラフィック・UI担当の方の
制作話も語られていました! こちらにもしっかりと意図があります!
→◆放浪者セレナ制作話 ソロー版 (アーカイブ)(/a)


◆ピックアップ紹介!
そしてこちらは順位にかかわらず、今回の個人的お気に入り作品をご紹介します!

【第12位 『Inifis』】

作者:逃げ足様 ↑タイトルクリックで作品へ
熱中 29.3点(11位)+斬新 10.8点(21位)+物語性 28.9点(3位)+画像音声 8.0点(--)+遊びやすさ32.6点(7位)+その他6.5点(24位) = 116.2点



『Inifis』は時間制限がある中、聖者の依り代にされてしまいそうな
<彼女>を助けるために奮闘するマルチエンドRPG!
影響を受けた作品があるとのことですが、
本作はとても面白く一本の作品としてまとめられています!

どこが私にとって良かったかというと、

●移動や行動次第で時間がなくなっていく中、
効率を考えて行動するのが大好きなのでとてもツボでした!

●幸が薄そうな妹(…?)もかわいい! ツボです!

●不穏すぎる断片情報が次々出てくる! ツボです!

●いきなり「○す」はヤバいですよケイレス(主人公)さん! ツボです!

●マルチエンド要素! ツボです!

●周回時の親切要素も充実! 最高ッ!


という点で私の感性にとてもヒットしました!

逃亡時に邪魔になりそうという理由ほかで「住人を殺害する」という選択肢が
早々に出てくるくらい真面目な主人公ケイレス氏ですが、
それが行動の自由度や過激さを産んでいてアツい!

探索の中でだんだん「裏事情」が分かってくる気持ちよさも楽しく、
物語性部門で3位を獲得されたのも納得です!
上記の好きポイントが一致する方にはぜひおすすめしたい一作です!




そしてこの他にも、

7位『魔王復活物語』
「こういう方向性のゲームとして完成度が高くて謎解きが楽しいぃぃ!
ラストの謎解き解けたときのカタルシスがヤバいぃぃぃ!
(ただし一部謎解きが超難しくて私でも助けなしだと
諦めてたレベルなのでその点はご注意)
」となってたり

9位『ラピッドスティール3』
「すげえええフル合成音声ボイスだけど違和感がないぃぃぃぃ
立ち絵もボスすごい動くぅぅぅシューティングパートも遊びやすいぃぃぃ
楽しいぃどうやって作ってるんだこれぇぇぇ!」ってなってたり

10位『水底の記憶』
「うおおおアニメーションすごいいい射的パーフェクト取ったぁぁぁ
そして話が心に残るぅぅぅよかったねぇぇぇ!」となったり

11位『ジャンクエデン2』
「うおおおおお(某あのゲーム的な)ロボゲーでパーツドロップをランダムにして
オープンワールドにしたらたぶんこんなプレイ感になるのかぁぁぁ
体験してみたかったやつだぁぁぁ楽しぃぃ!」となったり

20位『鶏空を舞う』
「こういうシューティングもありなんだぁぁぁ
普通のゲームと意識しどころが違ってて楽しいぃぃぃぃ!
(※敵の射程ギリギリを維持して相手の弾をいったん尽きさせた後、
接近してこちらの攻撃で敵を落とすという間合い管理が重要なSTG)
」となったり

35位『デモクラシア演義』
「全体的に生々しい選挙体験だぁぁぁというか支持する候補を
当選させるための選挙運動ってあまりに地道すぎて大変だぁぁぁぁ
でも実際こうなんだろうなぁぁぁぬあああサライさん負けたぁぁぁー!
けど他候補が当選しても政治は続くぅぅぅなるほどぉぉぉ!」

みたいな、私にとって特に思い出に残る作品がたくさんありました!




ということで、今回ご紹介させていただいた作品はどれも面白いのでぜひ遊んでみてください!
特に上位12作品は、どれを遊んでも印象に残る一本になると思います。
何なら順位が付いている作品全部が印象に残りますし
順位外でも面白いのがいっぱいあります!

そう、前回もそうでしたが、今回は順位外のゲームでも
「これが順位外なの!?」という作品がいっぱい!
結果発表ページには部門別順位や一般投票コメントなども
掲載されていますので、それらも参考にしつつ、
気になる作品があればぜひ触ってみてください!

たとえば新しいゲームに触れてみたい人は「斬新さ」部門を、
キャラクターや記憶に残る物語を楽しみたい人は「物語性」部門がおすすめです!

【ウディコンページへ】


◆次回、第17回について

ウディコンは来年2025年の『第17回』も開催予定で、すでにスケジュールも決定済みです!
私が無事なら確実に開催しますので、皆さまの作品、楽しみにお待ちしております!

昨今はフリーゲームに関して、色んなゲームコンテストが終了していたり、
投稿先が減ったりしていることもあって、
いつも通りにウディコンをやってるだけでも、
ちょっとだけ「砂漠の中のオアシス」的な存在になりつつあるような感触もあります。

もしかしたらウディコンの役割が重くなっていっている部分も
あるのかもしれませんが、今後も引き続き、私が面白いと感じる限りは
いつも通りのウディコンを続けさせていただこうと思っております! 
ウディタでゲームを作ろうとしてくださる誰かにとっての目標になれていれば幸いですね!

それでは、第16回ウディコンに関わってくださった
全ての関係者の皆さま、今年も本当にありがとうございました!
よければ来年の夏もぜひ、遊びに来ていただけますと幸いです!
 2024-08-25 (日) web拍手 by FC2 カテゴリ: ウディタ




2024-08-17 (土)   ウディタ作品ブラウザ化&Androidスマホアプリ化!
この一週間でウディタ作品のブラウザ化やスマホアプリ化について
急激に話が進みましたのでご報告です!

なおブラウザウディタはruka様のプロジェクトです!
私は横から見てるだけで、技術的にどうやっているのかなどについてはよく分かっていません。





【ウディタ作品のブラウザ化、実現!】

2024年8月10日、ruka様がウディタのブラウザ化プロトタイプを公開されました!

【ブラウザウディタ:プロトタイプ版を公開】
https://ci-en.net/creator/12702/article/1207619

なんとこちらで公開されているファイルをサーバーに
アップするだけでブラウザゲームとして動作! すごい簡単!

ちなみに「ブラウザ化で何できるの?」って話ですが、
単純に【ダウンロードしなくてもすぐゲームが遊べる】ようになります!
フリーゲームをDLして遊ぶのって地味にハードル高いですからこれは一つ大きな利点!
さらに大きいのが、【スマホ上】でもブラウザを開いてウディタ作品が遊べるようになります!

たとえば、私の持ってるスマホ「Pixel 6a」で『片道勇者(無印版)』が動くのを確認済みです!
気になる点といっても「インターネット接続機能が使えない」、
「ごく一部の挙動がPC版と違う気がする」くらいで、
「他は全部Windows版通りに動作」し
「普通に安定して60fps(100%の動作速度)」が出ました!
安定性だけでなくてパフォーマンスもすでにかなり高い完成度!

もちろんまだまだ動作しない部分や、こうなって欲しいなあ~という部分なども
あると思いますが、プロトタイプでこのポテンシャルなら十分すぎると思います!



【ブラウザ化の簡単な注意点】

『ブラウザウディタ』の使い方自体は上の記事から
ダウンロードできるZipファイルにも書いてありますが、
ウディタ本体開発者から見た利用時の注意点は以下の4点!


●プロトタイプのZipに入ってるpublicフォルダをそのままサーバーにアップするだけでとりあえず同梱のサンプルゲームが動きます!
 → それが大変な人は、K-Shin07様の「Wodistant」というツールを使えば、サーバーにアップしなくてもブラウザ版のテストが可能です!


●「Data.wolf」を自前で用意したものに上書きすれば自分のゲームが動きます!
 → ただしゲームデータの「BasicData」フォルダ内に、ブラウザウディタに入ってる「BrowserWoditor.dat」を入れてから暗号化する必要がありますので、そこはご注意を。


●ブラウザウディタのpublicフォルダには作品名などを設定するテキストファイル「settings.js」も用意されているので、できればそれもいじっておくといいと思います。そこで設定されているゲーム名はセーブデータの認識用に使われてるそうです。


●私とサポートしてる人が違うので、色んなご都合でサポートが止まる可能性があります。
利害が一致しそうな人はよければ少しでも活動続けられるようにruka様にチップあげてくださるとみんなWin-Winだと思います!! 私も少しですが入れさせていただきました!




さらにAndroidスマホアプリ化もできた!

この『ブラウザウディタ』、「.wasm」というファイル形式のエンジンやJavaScriptなどによってHTML上で動いているものなのですが、なんといろいろ変換すればスマホアプリにできます!

私はAndroidスマホ化に成功しましたが、その作業途中でコマンドを変えればiOS用にも変換できるらしいので、たぶんiOS用アプリも作れると思います。
(ただその場合、macを持ってて、かつApp Storeに出すための権利をお金払って持ってないといけない? らしいです)

Android化に成功してスマホ上で撮影した画面 ↓


Androidアプリ化のやり方はちょっと長いですが以下の通り!
コマンドプロンプトとか使うのでちょっと大変ですよ。




ブラウザウディタをAndroidアプリ化する方法!
ざっくりですが『ブラウザウディタ』のデータをAndroidアプリ化する方法メモを掲載しておきます!
まだメモ状態なのでスクリーンショットなどはありませんが、参考にできる人は参考にしてみてください。



【1. Node.jsをインストール】

1-1. Node.jsのあるhttps://nodejs.org/en/download/package-manager
のサイトを開き、「Prebuilt Installer」のタブを開き、インストーラーをダウンロード
(今どきのWindowsなら選択肢は「最初に出てるバージョン」「Windows」「x64」を選んでダウンロードすればいいと思います。万が一32bitのWindowsなら最後は「x86」を選んでください)


1-2.DLしたファイルを実行し、インストールを進める。
途中の「I accept the terms in the Liecense Agreement」はチェックを当然入れる。
全部「Next」。(追加のChocolatey?がどうとか言うのはインストールしなくても動きました)



【2. Ionic CLIをインストールします】
Windowsの「コマンドプロンプト」を開き、以下のコマンドを実行します。
(npmはNode.jsをインストール後に使えるコマンドです)

npm install -g @ionic/cli




【3. Capacitor用のまとめフォルダと作品フォルダを作ります】
Capacitor(スマホアプリ用データを作るソフト)用のまとめフォルダを作ります。ここでは「Cドライブ」の「Capacitor-apps」フォルダを作るとします。
この中に、作品ごとのフォルダが新たに作られます。

Windowsの「コマンドプロンプト」を開いて以下を実行してください(Windowsの検索窓を開いて「cmd」と入れてもでてきます)。

cd C:\
mkdir Capacitor-apps
cd Capacitor-apps
npm init @capacitor/app

※「\」はコマンドプロンプト中で「\」と出るかもしれませんが意味は同じです

ここまで実行すると初回だけ
「Need to install the following packages:
@capacitor/create-app@0.3.0
Ok to proceed? (y)」
と出るのでyを押してEnterする

ここからは作品ごとのフォルダ作成フェイズ。
次に「? What is the name of your app? 」と出たらゲーム名を入れる。
何か入れないといけないみたいなのでここでは「SampleGame」と入れたことにします。

「? What directory should be used for your app?」は作成するフォルダ名を指定。
ここでは何も入れずにただ「Enter」して「my-app」フォルダを作った前提で進めていきます。

「 ? What should be the App ID for your app?」でAppID入れるらしいですけど知らないので何も入れずに「com.example.app」のままEnterして進めたとします。

これで準備完了! 「Capacitor-apps」フォルダの中に「my-app」フォルダが作られ、その中に色々ファイルが作られています!
これらの質問で打ち込んだ内容は「my-app」フォルダ内の「capacitor.config.json」ファイルに書かれているので、後の手順でまた修正します。




【4.Capacitorフォルダの中にAndroid用のプロジェクトを作成】

コマンドプロンプトで以下を実行し、Androidプロジェクト作成処理をします。
【さっき作った「my-app」フォルダ内に移動】してから色々インストールしてるのが分かりますね。

cd c:\Capacitor-apps\my-app\
npm install @capacitor/core @capacitor/cli
npm install @capacitor/android
npx cap add android


※初回だけ「? Share anonymous usage data? » (Y/n)」と出るかもしれないのでその場合は「Y」か「n」を入力。
(「匿名で利用データを送るか?」 なのでイヤな人は「n」でいいです)



【5.wwwフォルダを作ってブラウザウディタのファイルを入れる】

5-1.
作ったフォルダが「my-app」の場合、その中に以下のファイル構成で「www」フォルダを作り、「ブラウザウディタ用ゲームデータ」のファイルを入れます。

my-app/
├── android/
├── src/
├── node_modules/
├── www/ ← ★このフォルダを新たに作成し、ブラウザウディタの
│ │     「public」フォルダ内の全ファイルを入れます
│ ├──→ index.htmlやwoditor.wasm ← つまりここに入ります
│ └── Data.wolf ←★あなたのゲームのData.wolfを上書き。
│      ※ただしBasicData内に「BrowserWoditor.dat」を入れる必要あり
├── capacitor.config.json
└── package.json など




5-2.「my-app」下の「capacitor.config.json」をむりやりメモ帳などで開いて(メモ帳にドラッグ&ドロップでできます)、必要ならちょっと書き換えます。
このファイルには、「スマホアプリ化されるときのアプリ情報」や「(my-appフォルダ内の)どのフォルダをスマホアプリ化するか」が記載されています。

{
"appId": "com.example.app", ←動かすだけならこのままで可
"appName": "SampleGame", ←ここがスマホ内でアプリアイコンの下に表示されるゲーム名
"webDir": "www", ←★ブラウザウディタの入ってるフォルダ、"dist"などになってたら"www"に書き換えてください!!
"plugins": {
"SplashScreen": {
"launchShowDuration": 0
}
}
}


※"webDir"が"dist"のままだと、後にapkを作ってもCapacitorの紹介画面しか出てこなかったりしますので注意して下さい。1回やらかしました。

※5-1で作ったゲームデータ用フォルダ、「www」フォルダでなく最初から「dist」フォルダを作っておいたらよくない? って感じはしますが、いちおうこのjsonファイル内で指定してるんだよってのを示すために「www」にしました。それに将来の初期フォルダが「dist」フォルダじゃなくなるかもしれない。

※appIdとappNameはアプリの識別に使ってるようです。たとえばスマホにapkを再インストールしたとき、この2つが前と同じだとアプリを上書きするか聞いてくれます。






【6.Android Studioをインストール(ここは1回やれば以後やる必要なし)】

6-1.
https://developer.android.com/studio?hl=ja
で「Android Studio Koalaをダウンロード」をクリック(2024/08/11時点)
1.2GBくらいあります。DLしたらインストールしてください。
→ インストール時は全部「Next」とか「Finish」でいいです。

→ インストール後に英語でなんか出てきますが「前のデータ読み込むか」とか「匿名のデータ送信」なので「Do not import settings(設定をインポートしない)」とか「Send usage satistics to Google(Googleに送る)」とか選んでおけばいいと思います。


6-2.
Android Studioを起動、インストールするとセットアップウィザードが始まる。
選択肢は「Standard」でいいと思います。その後「Next」。
「License Agreement」画面まで来たら「Accept」を選んで、最後は「Finish」。

なお「Starting Downloading...」 から全然進まないように見えますがちゃんと進んでたので信じて待つこと。
なんか質問が出たり管理者モード質問でたらとにかく「Yes」とか「はい」をしていきます。。
終わったら「Finish」。



【7. Android Studioを起動してビルド】

7-1. 以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行します(フォルダ名はあなたの作ったものに合わせて変更してください)
この手順は「www」フォルダ内のData.wolfを最新にするたびに実行が必要です。

cd C:\Capacitor-apps\my-app\
npx cap sync android



7.2.Android Studioを起動して「Open」を選び、「C:\Capacitor-apps\my-app\android\」を選択します。

※「android」フォルダ側を選ぶのが重要です!
 →「settings.gradle(.kts)」ファイルが存在するフォルダを開かないとビルドできません。
  まちがえて「my-app」の方のフォルダを開いて何もできなかったことがありました。


→ 選んだ後、途中で「Trust and Open Project 'my-app'?」と出てきた場合は「Trust Project」を選択

→ プロジェクトが開いたら左上の「三」メニューから
 「Build」→「Build App Bundles(s) / APK(s)」→「Build APK(s)」を選択

→ 初回だけ終わるまですごい時間かかる気がしますので待ちましょう。2回目からは数秒で終わります。
  もし途中でなにかが足りないってでてきたら適宜インストールやらアップデートしてください。



7.3.処理が終わったら
C:\Capacitor-apps\my-app\android\app\build\outputs\apk\debug
あたりにdebug用のAPKファイルが出力されています。


7.4. そのapkファイルをなんとかしてAndroidスマホで読ませてインストールすると、スマホ上で実行できます。
その辺りの手順は紹介しないので、調べてがんばってみてください。私は「Google Drive」にアップしたapkファイルをスマホでダウンロードしています。

※なお、スマホ側の設定で「野良APKを許可する」的な設定をオンにする必要がある場合があります。
私だとGoogle Drive上でapkファイルをクリックすると「不明なアプリのインストール」みたいな画面が出てくるので「許可する」を選ぶ、という手順が必要でした。



※今回作ったapkファイルはdebug(デバッグ)版です。アプリストアに公開するなら他にも色々設定してrelease(リリース)版を作れるところまでがんばらないといけないそうですが、今回は調べてません。




【8. 今後、新しいData.wolfを作った場合は?】

もし後でData.wolfを新しくした場合は、以下の手順だけを行えばOKです!

8-1.「www」フォルダ内に新しいData.wolfを上書き

8-2.「コマンドプロンプト」で以下を実行する

cd C:\Capacitor-apps\my-app\
npx cap sync android


8-3. Android Studioで「Build」→「Build App Bundles(s) / APK(s)」→「Build APK(s)」を選択



以上です!
もしかしたらインストールしたてのWindowsパソコンでやると
他にインストールが必要なファイルなども出てくるかもしれませんが、
私のパソコンだとこの手順でなんとかなりました。

もし自分のゲームをAndroidスマホアプリとして
動かしてみたいという人がいらっしゃいましたらぜひお試しください。

(ちなみに今回の作業4(Android用のプロジェクトを作成)あたりからアレンジすればiOS用の基礎ファイルもそのまま作れるらしいです、Capacitorすごい。
ただしiOSのスマホアプリ用データ作成には、macOS上でのみ起動できる「Xcode」というソフトや、年100ドル(約1.5万円)かかるApple Developer Programへの登録などが必要だそうです)




ということで、夢が広がるブラウザ化がとても良い感じに進んでいます!

そして第16回ウディコンの審査期間ももうすぐ終了!
一般審査締め切りは8/20の23:59、結果発表は8/24(土)あたりにおこなう予定です!

もしブラウザ版もバッチリ使えるのでしたら、
次回ウディコンでは作品一覧に「ブラウザ版」へのリンクも
掲載していいかもしれません。
そしたらスマホからでもウディコン作品が遊べちゃいますよ!
今のところ問題の方が多そうなので実現できるかは分かりませんが!
 (仮によそのサイトにアップするにしてもそこのトップページからの流入が
 あると不公平になったりするので悩ましいとか、
 自前サーバーにアップしても通信帯域がすぐオーバーしちゃうとか)

それでもみなさまのすばらしいゲームの数々がいろんな人に
遊んでもらえるチャンスが増えるに越したことはないので、
やれそうな範囲でめざしていきたいですね!
 2024-08-17 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: ウディタ




2024-08-03 (土)   ウディタ作品を合成音声読み上げさせる方法!

※実は13年前までウディタに「合成音声」コマンドがありました。規約が変わってからは使えなくなりました

ただいまウディコンシーズンなのと、
私が今もウディタの修正作業中で新ネタがないので、
今回はウディタの裏技を1つご紹介!

なんと、新しめのウディタについてる機能を駆使すれば、
ウディタ製ゲーム内の文章を合成音声などで読み上げさせる
ことができます!

しかもどんな作品に対しても
プレイヤー側でそれを実現できるのです!

詳しい話は以下の動画にまとめているので、
お時間ある方はこちらを見ていただくといいと思いますが、
文章でサラッと確認したい人向けにこの記事でも説明を書いておきます。




◆ウディタ製ゲームを読み上げさせる方法!

以下はウディタ製ゲームの読み上げを実現するまでの手順です!



1. ゲームのバージョンを確認

まず、ウディタ製ゲームのGame.exeのバージョンが
3.105以上であることを確認してください。
 これを確認する方法は、ゲームフォルダ内の「Game.exeファイルの上にマウスカーソルを乗せて1秒じっとする」か、
「Game.exeのプロパティを開き、バージョン情報をチェックする」のどちらかです。




2. Game.iniを書き換える

次に、ゲームの設定ファイル(Game.ini)を編集します。
もしGame.iniがなかったら、「一瞬だけGame.exeを起動して閉じる」または
「Config.exeを開いてすぐ【OK】をクリックして閉じる」ことでGame.iniが作られます


Game.iniをメモ帳などで開いて、下のほうにある
MainText_to_ClipBoard」と「SelectedText_to_ClipBoard_F2」の
行の「=0」部分を「=1」に変更してください。
変更後は以下の通りになります。

MainText_to_ClipBoard=1
SelectedText_to_ClipBoard_F2=1


こうしておくと、ゲーム中の文章がクリップボードにコピーされるようになります。

MainText_to_ClipBoard
これが1なら、「文章の表示」コマンドが実行されるたびに
その文章がクリップボードにコピーされます。

SelectedText_to_ClipBoard_F2
これが1なら、「選択肢」コマンド中にF2を押すと選んでいる選択肢がクリップボードに
コピーされます。また、マウスカーソルで「文字列ピクチャ」を選んで
F2を押すとその内容がクリップボードにコピーされます。




3. 「棒読みちゃん」の設定

外部ツール「棒読みちゃん」を使用して、クリップボードのテキストを読み上げさせます。
以下の手順で設定します。

1.「棒読みちゃん」をダウンロードしてインストールします。

2.「棒読みちゃん」を起動し、初回確認では「クリップボードの監視」の使用を
「はい」(それ以外は「いいえ」)にした後、
メイン画面の「クリップボード監視」アイコンを有効にします、
色付き状態ならオンです↓

こうするとクリップボードにコピーされたテキストが自動的に読み上げられるようになります。

 ※もし「クリップボード監視」アイコンが出てなかった場合は「棒読みちゃん」の
「その他」タブを開いて「クリップボード監視」にチェックを入れてください。




4. ゲームの実行とF2キー活用

設定が完了したら、ゲームを起動します。
ゲーム内で表示される「文章の表示」によるテキストが
自動でクリップボードにコピーされ、「棒読みちゃん」が
それを読み上げてくれるようになります。

他のはF2キーを押すと読めます。
以下を参考にしてください。


●A.「文章の表示」→自動
中央下に表示される文章はたいていウディタの「文章の表示」コマンドに
よるもので、これらは「自動で」読み上げられます。
(でもゲームの造りによっては読まれないときもあります。
その場合は以下「C」を試してください)


●B.「選択肢」→ 上下キーで選んでF2キー
「選択肢が出ているときにF2キー」を押すと、選んでいる選択肢が
読み上げされることがあります。
(基本システムの戦闘中やメニューの選択肢などは読まれないことがあります。
その場合は以下「C」を試してください)


●C.「それ以外の文字(文字列ピクチャ)」→マウスカーソルで選んでF2キー
上記以外の文字に関しては、「マウスカーソルを文字の上に乗せてF2」を押すと、
たいていその文字が読み上げられます。
(ただし、その文字が「画像」上のものだった場合は読めません。
あくまでゲーム内機能で表示されてる文章が読める、という感じですね)

→ なおこのマウスカーソル+F2キー、
AとBの「文章の表示」「選択肢」の文字を選んでも
読み上げられなくて、ちょっと不便なところがありました。

Ver3.371以降のGame.exeでは「文章の表示」「選択肢」などの内容も
マウスカーソルで選んでF2で読み上げてくれるようになる予定なので、
より直感的に操作できると思います。




5. 「棒読みちゃん」のおすすめ設定

「棒読みちゃん」に以下の設定をしておくことで配信プレイがちょっと快適になります!

※動画アップ後、コメント欄でアイデアをいただいたのですが、
ゲームだと「文章を飛ばしたときに長文の読み上げを
途中で切ってくれる方がいい」ので、以下の3つのうち
「A」はやらずに、「B」と「A、B、どちらでもやっておくとよい設定」の
2つをしておくのがおすすめです!


【A:動画で言っていた設定】(これを飛ばして下記「B」をする方がおすすめです)

●「音声合成」タブ→「設定」→「システム>基本」にある
03)改行があっても繋げて読み上げる」を「True」にする。

 → 改行があっても一息で読んでくれるのでテンポがよくなりますが、
まとまった複数行の文章を全て読み上げるまで終わらない問題がおきます。




【B:ゲームプレイ上もっとおすすめだったもの】

●「音声合成」タブ→「設定」→「システム>基本」→
 「03)改行があっても繋げて読み上げる」は「False」のままにしておく
 
●「音声合成」タブ→「設定」→「02)行間の待機時間」を
0」にしておく(元は100です)

●「その他」タブ→「クリップボード監視」をクリック→
下の「プラグインの設定画面」ボタンを押す→
03)現在のリストをクリアする」を「True」にする

 → この設定なら、読み上げている最中に決定キーで次の文章に行った場合、
いま読み上げている行が終わったタイミングで読むのを切り上げて
次の文章を読み始めてくれるので、より柔軟です。
行間で止まる時間も最小限になります。




【A、B、どちらの場合でもやっておくと良い設定】

●「その他」タブ→「クリップボード監視」をクリック→
下の「プラグインの設定画面」ボタンを押す→
01)同一内容の場合は読み上げない」を「False」にする

 → 元の設定だと同じ文章が出てきた場合は読み上げてくれませんが、
この設定を行うことで同じ文でも何度も繰り返し読んでくれます。




と、こんな感じです!

ところにより読み上げできない可能性はあるものの、
大部分は自動で読まれたり、そうでなくともF2を押して読めたりします!

「文章の表示」を全然使ってないガチ自作システムゲームだと
メッセージが出るたびにマウスカーソルで選んでF2連打しないと
いけなかったりしますけれども、普通の基本システムのRPGなら
おそらくほとんどの文章が自動で読み上げされるでしょう。


一手ずつの詳しい手順や設定方法については、
動画のほうでもご確認いただけますので、
興味のある方はぜひご覧ください。

全文章を人力で読み上げていると疲れちゃいますが、
そういう場合もこういう機能を活用することで、
より高速読み上げ可能に&疲れにくくなるかもしれません!

導入できそうな方はよければぜひ、ご利用ください!
 2024-08-03 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: ウディタ
2024年08月


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