シルバーセカンド開発日誌
 ここはゲーム開発者SmokingWOLF(スモーキングウルフ)の開発日誌です。
 【現在の目標】→ ウディタ3.5のバグを落ち着かせる! & 『片道勇者2』の開発!
 ※以前のブログが使えなくなったので、ただいまこの開発日誌に移転中です。
2025年09月

2025-09-20 (土)   『シェパード捜査録』第1話、9/20夜に動画公開!
「自分っぽいものを作っていい時間だー1年ぶりの自由だぁぁぁー!!」
 と張り切ってがんばりすぎたせいか肩と首を壊して右腕が神経痛でビキビキいってうごかせなくなったウルフです。力が入らなくてマウスのクリックさえ重い……!
 ペース配分や体調管理への意識をおろそかにしてしまったのは良くないことですが、本来、私にとっての『創作』って体を壊せるほど夢中にやれるものだったので、今もちゃんとそれが続いているということを思い出すことができました。
 リミッター解除の痛みを思い出したので、当面はしばらく気をつけられると思います!
 
 ちなみに、この2週間は『シェパード捜査録』の動画化仕上げを主に進めていました!
 1週間でできると思いましたが、体を壊した分でゆっくりになりました! もちろんその陰でウディタの修正も行っております!



◆『シェパード捜査録』第1話、9/20の夜に動画公開!

【シェパード捜査録、動画として公開!】

 ということでこの記事が出た日の9/20(土)『シェパード捜査録』第1話「復讐のドン」がプレイ動画としてリリースされました!
 よければぜひご覧ください!
 ※なお、本来のゲーム画面は中央の正方形部分だけなのですが、左右の空いた場所にも絵を付けたりしてちょっと見栄えをアップさせています!
 ↓
※約47分あります


 本作は、事件が起きない平和な街『ピースタウン』の刑事シェパードが繰り広げる物語です! 作風は全体的にのほほんとしていますが時々シビア!

 第1話では、まともにお昼ご飯も買えないほど貧しい刑事シェパードが、娘の治療費のために賞金目的で「ピースタウングランプリ」に出場することを決意します! ですが、そもそも出場するための車さえすでに売ってしまっていて……さあどうする!? というお話!
 なお劇中にあるように、皆さんは決してカビパンを食べたり時速120kmで街の中を走ってはいけませんよ! 本作はフィクションです!
 いやマネする人はそんなにいないと思いますが、特にカビパンは、外側だけカビてるように見えてもほぼ中身にも侵食してるので、安全そうに見える内側を食べることさえも非常に危険だそうです! 豆知識!

【本作は初めてお仕事で作ったゲームです!】

 ちなみにこの『シェパード捜査録』は、2007年に私が初めてお仕事として作ったゲームです。ちょうどウディタのアルファ版も作ってた時期です!

 本作は『ツクールモバイル@アドベンチャー』というFOMAのマイメニュー(月額有料式)コンテンツに掲載予定だったのですが、公開する前にサービス終了が告げられて「ほげええええ!」と言っていました。
 2話にいたっては配布期間がたったの約2週間しかないという、なかなかにすごい体験をしてしまいましたが、後に別の場所で無料公開されました。
 なので、これは実質フリーゲームです!
 今は配布場所もなくなりましたのでダウンロードはできないんですけどね!(さらに言うとDocomoのFOMA携帯じゃないと動作させられないので実行さえも困難! ゆえの動画化!)

【どうして本作だけ全員ケモノ(獣人)キャラだったの!?】

 ちなみに、なぜ本作のキャラがそれまでの作品と違って全員「動物顔」だったかというと、当時は「人間系キャラの顔イラストを安定して描ける自信がなかった」からです!
 つまり、後からイラスト差し替え不能なお仕事用のゲームに対して『10年先にもう一度見ても、獣人キャラならばおそらく変に見えないだろう』という判断があったわけですね!

 実際、今でもほぼ調整の必要なく立ち絵を見られると思うので、当時の私の判断は正しかったと思います。ケモノキャラの方がヘタに見えにくい!
 後の『プラネットハウル』(ゲーム紹介ページへ)という、ゲームマガジンというコンテンツに連載された受注作品でも同じ判断をしておりまして、そちらも全員ケモノキャラで行きかけたのですが、そちらは編集さんのご提案で半分は人間キャラが出てくることになりました。
 その頃にはまだマシな感じで人間キャラが描けるようになっていたので、そのときはなんとかなったと思います!

 そしてまた、そういう「受注作品」でもないと、私は基本的に獣人キャラだけのゲームって出さないんですよね!
 なのでよく言ってますが、決してケモノキャラが大好きとかそういうわけじゃないんですよ!!
 「動物キャラ」でひとくくりにすればまあ好きに入りますけれども!

 私の言う「動物キャラ」というのは、代表的なキャラで言うとたとえば、『シルフェイド』シリーズの「トーテム」や「竜人」系のキャラ、『シルエットノート』のリス君やクロウ、『モノリスフィア』の女神以外の住人やムーン、執事ラビ、疾風のジョンなどなど……。
 ってあれ? 純粋な動物だけじゃなくて獣人キャラもけっこう多いですね!?

 他の人のフリーゲーム中の「立ち絵があるケモノキャラ」の登場数がおそらく中央値0人であることを考えると、うちの獣人キャラ比率は実は多い方なのかもしれません。そもそも普通のゲームには顔ありケモノキャラがあまりいない!
 それならば、相対的に「ケモノキャラ好きですよね!」と言われても納得できる気がしてきました。
 そうか、好きだったのか自分……。



 なお、『シェパード捜査録』は第2話もあります!
 こちらは、できそうなら来週頃にでもプレミア公開できるよう準備したいと思っております!

 という感じで、体調には気をつけつつ、できる範囲で進めていきます!
 久々に「自分味」があるものを出せるのでウキウキです、がんばっていきまーす!
 2025-09-20 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: プチ作品




2025-09-06 (土)   ウディタ新機能2つ!(Y表示補正/MoveWatch)& 片道勇者プラス修正!
 ということでウディコンが終わって平穏になりましたが色々やることがあってリアルも少しドタバタしております!
 引き続きのウディタの修正や、ご報告された片道勇者プラスのバグ修正などを行っております!


◆ウディタの新機能2つ搭載!

【キャラ表示Y位置を補正できるシステム変数を搭載!】

 キャラを従来より自然に「タイルの中央」に表示することができるシステム変数「Sys34:キャラ表示Y補正[-(タイル-1)~0]px」を新たに実装しました!
 指定した数pxだけキャラを上に表示させられます!


→ 通常、全てのマップイベントや主人公、仲間のキャラクターチップは「タイルの一番下」を基準とした位置に立っていますが、このSys34にマイナスの値を入れると、そのpx分だけ【全キャラの「表示Y座標」が補正されて表示】されます。
 つまり、これからはすべてのキャラ画像を修正しなくても「タイルの中央付近にキャラを立たせる」ことが簡単にできます!

→ 設定可能な範囲は「-(タイルサイズ-1)~0」までの範囲で、マイナスにしたピクセル分だけ全キャラが上に移動します。
 (たとえばタイルサイズ「16」なら「-15~0」の範囲まで指定可能です。もし値がはみ出していた場合は範囲内におさめられます)

→ 画像として「タイルセット」が設定されている場合はY座標は変化しません。
 (マップに重ねようとしても重ならなくなってしまうからです)

→ また裏技として、イベント名に「<Y=FIXED>」(全て半角大文字)という文字を含めると、「タイルセット」画像を設定した場合と同じく、Sys34によるY座標の補正が効かなくなります。


【デバッグ文の新機能 MoveWatch】

 一部の人には待望! 「動作指定」を検知できるデバッグ処理、「MoveWatch:ON=(イベントID)」機能を追加しました!
 あるイベントや主人公に「動作指定」が行われたタイミングを監視し、デバッグウィンドウで検出することができます。
 
→ たとえばデバッグ文で「MoveWatch:ON=-2」(-2:主人公)のように記入すると……ゲーム中に主人公に対して「動作指定」コマンドが実行されたとき、デバッグウィンドウに以下のように表示されます!

 MoveWatch=> ID -2 [ 9 moves ]
  -->[MapEv4/4行]


 ※「9 moves」はその動作指定で指定されている(移動・方向転換・変数操作などの)コマンドが9つあるという意味です
 ※MoveWatch:OFF=? でその対象への監視を切ることができます。

 これを使えば、動作指定がどこで上書きされているかを調査するのもラクになります!
 たとえば
 「『並列実行』内の処理のどこかで主人公の動作指定が上書きされてるっぽいけど、どこかわからーん!」
 というときでも探すのが容易に! これを使えるほどの方はぜひご利用ください!


◆『片道勇者プラス』のバグ修正

クラス内データ一覧のバグを修正!

 「クラス内データ一覧」にて、「観光客ED」の「?」が観光客以外のクラスにも出ているバグを修正しました!


 コンプリートしたい方には永遠に消えない謎の「?」が出てスッキリしない部分になってしまっていたと思いますが、これからは出なくなります!


◆目標:『シェパード捜査録』のプレイ動画作成中!

 ここからは今後の予定! FOMA携帯用アプリだった『シェパード捜査録』をプレイ動画にしています!
 こちらも早い内にやっておきたかったことの一つ!


 『シェパード捜査録』は私が依頼を請けて作ったミニ作品なのですが、見る手段がなくなっていたので、せめてプレイ動画にして保存しようというお話です!
 合成音声で声入れして、ラジオ感覚で楽しめるようにしようと編集し始めています。
 あと一週間もあれば一通りできそうな雰囲気なので、この作業だけで今後一生残せると考えれば、その手間をそそぐ価値はあるはずです!


◆目標:『シルフェイド学院物語』のDLsite版を作りたい!

 アルバートやシル見の教頭やウリユと同居して学校生活を送れるゲーム、『シルフェイド学院物語』ですが、ちょっとリファインしてDLsite版を出したいなあと考えております!  

 特に、私がいなくなってサイトが消滅した後でも「ゲーム内からDL可能なユーザーデータ」を遊べるようにすることを考えると、ユーザーデータを同梱するか、GitHubに置いたバックアップからDLできるようにするかしないといけないと思いますので、何か対応を考え中です。
 あと、10年経って直したくなった顔グラフィックなどの画像の修正などもやりたいですね! もう少しかわいく&かっこよくできそうだと思ったものに関しては!

 そして、たぶんDLsiteさんのほうが目に付きやすいと思いますので、もし追加で売れればいくらか開発資金を得る材料にもなると思います!

 というのも、ウディタ関連収益って時給150円以下にしかならず、お金が減る一方というヤバいプロジェクトなんですが、2024年8月末から1年間もずっとウディタの修正をしてしまって収支があまりにキツいんですよ! バグ対応だけで半年以上続いたのが想定外!(2025年1月に3.5ベータを内部公開して220日くらいで146回更新!))

 そんな中、いつもご支援くださっているみなさまにはいつも本当に助けられています! ありがとうございます!



 という感じで、ウディタのバグ頻度もようやく下がってきて、ウディコンも終わったおかげで、これまでたまった汚れや、やっておきたかったことをこなせる余裕ができるようになってきました!
 これらを早々に片付けて、本番『片道勇者2』行きたいです!!

 といいますか、もうこの辺りから徐々に『片道勇者2』の開発リハビリも始めて脳内回路を構成していきたいですね。
 ウディタ3.5になってかなり作りやすくなったので、開発効率もぐーんと上がっているはずです!
 
 ようやくウディタ周りから魂がかえってきて、自分の創造性を使っていい時間が戻ってきたと感じます! 本当に1年ぶりくらいに自由を得られた感じです!
 ここからも、進めるべきことをやれる全力のペースかつ最大限の工夫をしながら進めていきますよー! うおおおー!!
 2025-09-06 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: ウディタ, 片道勇者
2025年09月


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