シルバーセカンド開発日誌
 ここはゲーム開発者SmokingWOLF(スモーキングウルフ)の開発日誌です。
 【現在の目標】→ ウディタ3.5のバグを落ち着かせる! & 『片道勇者2』の開発!
 ※以前のブログが使えなくなったので、ただいまこの開発日誌に移転中です。
片道勇者 2/19

2020-02-22 (土)   片道勇者ノベライズ裏資料動画 2
【片道勇者ノベライズ裏資料動画2】

親が退院しましたが症状の危険度はそのままで先行きが不安なウルフです。

さて、前回に引き続きノベライズ裏資料「仲間同士の会話見本」の第2回を公開しました!

今回は「薬師ネムリ×傭兵パンティ」「薬師ネムリ×ヴィクター王」
「薬師ネムリ×黒騎士デュークガルツ」の3つ分!

【Youtube動画 片道勇者ノベライズ裏資料 第2回】

コメントも見たい人は【ニコニコ動画版】もございます。


【薬師ネムリ×傭兵パンティ】

この二人の繋がりはノベルでもそこそこ描写されていたように思います。
基本的にはネムリはまじめっ子なのでパンティの名前呼びづらいなあ、と思っていて、
パンティは特に男女や半獣人の差別もなく
フランクに接してくるイメージです(彼の名前にはセクハラ感がありますが!)。

ノベル内で、傭兵パンティが女性キャラに対してあんまり下品に
なりすぎていなかったのは今どきでありがたいなーと感じました。
性的に下品な男性キャラは微妙に味方として出しにくい感があるこのご時世!
リス君くらいの「いじられ系非人間キャラ」ならまあアリかなって気はするんですけれど。



【薬師ネムリ×ヴィクター王】

ネムリとヴィクター王は平民と王族という程度の関係で、
それ以上は特に進展しなさそうです。
ヴィクター王はネムリに対して、
いちおう「望まれる王族」的な振る舞いをするでしょうし、
ネムリは王族に対して平民らしい敬意を示すでしょう。



【薬師ネムリ×黒騎士デュークガルツ】

ネムリとデュークガルツは本当に繋がりが薄い組み合わせです。
なんせ話すための話題もなければ、デュークガルツはネムリの治療されることすらない!
という感じだったので、会話見本ではそのこと自体をネタにしています。

いちおう、資料の中ではデュークガルツはネムリが危機なら助けるよ、
とは書いていました。
(もちろんフリーダ王女の方がピンチならそっちをさらに優先するわけですが)



ということで、こんな感じで引き続き裏資料動画を公開していきます!

この資料から作られたノベライズが気になる方はこちら!


片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄
Amazonページへ

Kindle版 ¥1,386 / 書籍版 ¥1,540


かなりしっかり会話見本を元にしてキャラ同士の雰囲気を描いてくださっているので、
ほぼほぼ期待通りのものが出てくると思っていいはずです。


それでは次回もお楽しみに!




【おまけ 力作のご感想記事が!】
ノベライズ『片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄』の、
ボリュームたっぷりなご感想記事をご紹介!

【ゲームリプレイ小説として、或いはそれを
越えた存在としての小説版『片道勇者』】

https://rpg-fan.jp/archives/2182
(アーカイブ)


ゲーム部分と絡めての感想を割とネタバレたっぷりで述べてくださっていますので、
「買うつもりはないけど気になるのでネタバレありでもいいから見てみよう」とか
「小説は読んだけど他の人はどう思ってるんだコレ!」といった方向けです!

情熱のこもったご感想記事、誠にありがとうございます!
 2020-02-22 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2020-02-08 (土)   片道勇者ノベライズ裏資料動画 1
【片道勇者ノベライズ裏資料動画1】

親が救急車で運ばれてそのまま入院したりしてドタバタしていますが
今回からノベライズ裏資料「仲間同士の会話見本」を動画で公開していきます!

【Youtube動画 片道勇者ノベライズ裏資料 第1回】


ノベライズが気になる方はこちら!


片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄
Amazonページへ

Kindle版 ¥1,386 / 書籍版 ¥1,540 >





【薬師ネムリ×フリーダ王女】

第1回の会話見本は『薬師ネムリ×フリーダ王女』!
両方ヒロインなので2シーン構成です!

この二人の話すシーンって実は最初あまりイメージできなかったのですが、
『闇』に覆われつつある過酷な世界での年の近い女性同士で、
しかも二人とも自分の体に問題を抱えている境遇なので、
共感できるところはあるだろうと考えています。

ネムリが半獣化した自分の体を気にしていることを言えば、
フリーダ王女も自分の秘密を話すでしょう。

あと二人とも育ちがいいので、最低でも表面上は仲良くできそうです。


ちなみに、現在開発中の『片道勇者2』では、
1のネムリの子孫としてネムリが出てくる予定です
(※英雄の一人となったネムリの名は襲名制になりました)

かつて世界を救った英雄の子孫として、
そして半獣人として生まれてきて、
色々背負うところがあるような感じのキャラになりそうです。
そういいながら本人はあんまり気にしてない風になったりするかもしれませんけど!
 2020-02-08 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2019-10-05 (土)   片道勇者ノベル発売!&裏話
【片道勇者ノベル発売!】

ということで本日10/5、ついに片道勇者の小説
『片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄』が発売されました!


『片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄』
Amazon販売ページへ
[書籍版 ¥1,540 / Kindle版 ¥1,386]


これまでご紹介してきた内容を再整理すると、


●内容の方向性としては、たぶん『片道勇者開発記』
サイドストーリーくらいの配分で
「基本はまじめ、ときどきお気楽、ごく一部にダーク風味あり、後味さわやか」
という感じになっていると思います。

●キャラクターの再現性は、私がセリフ1つ1つまで細かく監修したので
一定の品質は確保されています!

●特定の仲間キャラの株が大きく下がるような展開は、
基本的にありませんのでご安心下さい!
→ ただ、1人だけ一般人だったり原作上の都合で調子が悪いことが多いのもあって、
ネムリに少しだけ足手まといっぽさを感じる人もいるかも?

●物語の範囲としては「片道勇者」の無印版がベースで、
一部に「片道勇者プラス」のデータや仲間が使われています(アルバートなど)。
小説ならではの「おっ」と思う掘り下げもあると思うのでご期待ください!



という感じです! 



また、口絵(本の始めの方にある絵)もTwitterで公開されましたので
その中から1枚をご紹介!

クリックでちょっと拡大

イラスト:モタ様

もう表紙めくった時点でネムリがヤバいことになる予感しかしない一枚!
なかなか仲間を救えない、守れない、そんな中でがんばるのが、
この物語の主人公である勇者です。
妖精イーリスが「どうやって倒せばいいのさ!?」と思う敵も登場するらしいぞ!

あと、「傭兵パンティいなくない!?」って思われそうですが
デュークガルツと同じくらいには出番があるのでご安心ください!
小説内では傭兵パンティ始め、男たちがやたらかっこいい生き様を見せてくれますよ。



【ノベライズ裏話】

今回はノベル紹介のおそらくラストということで、
ノベライズ作成過程で起きた裏話をご紹介していきます!


●挿絵にする場所として、「アルバートの戦闘シーン」と
「お風呂シーン」の2択から選ぶことになった




あまりにも安易な……判断っ……!
と思いながらも、監修として「女子2人のお風呂シーン」の挿絵に
ちゃんと一票を入れておきましたので褒めてください! いやー仕事したなあ!

挿絵になるシーンは、キャラの登場率やアピールしたい部分、見た目の紹介目的など
多角的に判断されて選ばれると思うのですが、このケースにおいては
私がいくら考えてもお風呂シーンのテーマ力が強すぎて
完全に答えが1択しかなかったのが印象深かったです。
本文にお風呂描写があるのに挿絵がないとか、いくらなんでも読者の人に怒られる!
そしてそんなイラストもバッチリ描いてくださったモタ先生、
本当にありがとうございます!


<アルバートの出番>

なお、もう片方の案として「アルバートの戦闘シーン」が挙がったり、
表紙イラストにもでっかく描かれていることから予想できるかもしれませんが、
アルバートはちょっと出てくるだけのゲスト参加キャラではなく、
20~25%分くらいのお話に関わってくる重要人物の立ち位置です!
アルバートの活躍をじっくり見たい方もぜひご期待ください。

ノベル著者の紅仗直さまは、アルバートの経歴や性格を調べるために
私の知らない間に『片道勇者』以外の過去作品まで調査してくださっていました。
きっと「アルバートって予想以上に変態キャラなんだな……」と
理解されたことと思います。
おかげさまで、本文中ではアルバートのかっこいいところも変なところも
両方しっかり用意されていますよ。



●速攻でボツになったサブタイトル案に
ちゃんとWeb小説風のがあった




「片道勇者 ~何度死んでもやり直せる俺が全てのヒロインを救うまで~」みたいな
このWeb小説風の案は、サブタイトルを決める話が私の元に来た時点で
すでにボツになっていました。なんて早い判断なんだ……。

「むしろWeb小説風のが好き!」という方も中にはいらっしゃると思いますが、
私やファンの方が求める最大公約数の方向性としては
もうちょっとお堅い方がいいと考えたので、案出しや相談の結果、
最終的に『片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄』になりました。

でも、ちゃんと流行に合わせたものも一案として出ているのは、
とてもいいことだと思ったんですよ。
共同作業だと、「今回のケースだとこっち方面は合わないですよね」と
NGな方向も挙げて望ましい方向性を絞っていく工程はとても重要ですから、
あえてそのNG案を挙げてくださったのはむしろ安心できた部分だったりします。



●「ゼヌーラの魔法」には複数の属性があった!

実は執筆前に作った設定まとめ資料の中で
『ゼヌーラの魔法には実は複数の属性がある!』
というのを著者さまにお伝えしていました。



ゼヌーラの属性は途中で生えた裏設定で、しばらく公開予定はなかったのですが、
小説では細かな描写が必要になったり、あるいは
言わずにいたせいで将来的な設定とのズレが出るとまずいので、
この小説から使っていただくことにしました。
おかげさまで、「ゼヌーラの魔法」は風の魔法ということになっています。

(先に言っておきますが本編のゼヌーラにはあまり期待しないでください!
片道勇者開発記のサイドストーリーくらいの扱いです)


上の画像で言うゼヌーラの4属性ってのはたぶん
「炎・水・風・土」とかそういうのだと思いますが、
一番露出度がひどいのがゲーム内でも使われている「風」のゼヌーラですね!
服がはじける上に「風」では何も隠せない!
せめて「水」なら超絶シースルーで済むのに!

そんな「風」の「ゼヌーラの魔法」がテーマの、ノベル著者の紅仗直さまが
書いてくださった発売記念ミニ小説が先日アップされましたので、
すでに小説を読まれた方も、まだの方も、よければぜひ一度ご覧ください!
今回の開発日誌の2.5倍くらいの文字量ですので高密度にお楽しみいただけます!

【カクヨム おおきな代償 ― ドM王女と耳長詩人 ―】
小説ページへ


(繋がらないとき用のインターネットアーカイブ)


「ゼヌーラの魔法」を使うと具体的にどうなって、どうして誰も
一緒に旅をしてくれなくなるかがよく分かるストーリーとなっております。
ゲーム中ではただサラッと脱いでるだけの描写しかありませんがが、
小説並みに描写が細かくなるだけですごいひどさが伝わります。



以下は拍手コメントより、気になったコメントへの返信です。
ご感想、誠にありがとうございます!

>えっ、ゼヌーラって4種類あるんですか!?じゃあひょっとして(某コミック名)って
>ゼヌーラの亜種とかじゃなくて思いっきり正統の四大ゼヌーラの一種なんですか!?
>いやそんなことは置いといてこのお姉さんの出番ってこれだけですか!?     .
>これだけなんですか!? もったいない!  2に出しません!? 無理ですか!?
>っていうか土はまだしも水で全身覆っても覆ってるだけで透け透けで 
>「まさに濡れ透け」な気がするんですけど、それ大丈夫なn…――  
>あ、そもそもゼヌーラってそういう奥義でしたわ   


世界展開まで視野に入れると、あんまり露出度高いお姉さんを出すと
いつ規制が厳しくなって出せなくなるか分からないので
上のお姉さんをゲーム内で出す予定は今のところないです! すみません!
『片道勇者2』では、全裸ファイアおじさんあたりなら出すかもしれませんね。

他のゼヌーラの使い手からは、
「風のゼヌーラとか何も隠せないんじゃない!?
 え、マジで使うの!? 嘘でしょ!?」
みたいに言われそうです。



>紅仗先生の掌編読みました&笑いました。特に笑ったのが
>「願ったり叶ったりですね♪」「ふんだりけったりだよッ!」と
>「手で隠したら戦えないだろう?」「いま戦ってないでしょおおお!!」
>のくだりです。いやぁー、やっぱりゼヌーラって呪いなんですねぇ。
>理術の世界で魔の法と書いてマホウと読むだけありますわ。
>そして、いくらゼヌーラという奥義の存在感が絶大とはいえ、
>そこにちょっとドM王女を絡めつつ肉厚な感じに膨らませられる
>さすがのプロの筆力にも感服です。            .


紅仗先生の小説、楽しんでいただけたようでよかったです!
ドMなフリーダ王女がかわいかったり(?)、
なんだかゼヌーラの魔法が呪いっぽいけど
一応みんなハッピーで終わったあたりがとても好きですね!

ちなみにこの掌編、
「これ本編と違いすぎない!? すごいハジけてるせいで
本編もギャグみたいに思われたりしない!? 大丈夫!?」
みたいに監修のときにツッコんでました。
本編はもうちょっとまじめなんですよ。お気楽な章もありますけど!



ということで、今回までご紹介させていただいてきた片道勇者小説!

これまでご紹介してきた内容で「読む価値がありそうかな?」
とお思いになられた方は、よければぜひお買い求めください!
ここだけの話ですが、電子版の方がちょっと安い割に
私の懐のうるおい具合が大きいです!


『片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄』
Amazon販売ページへ
[書籍版 ¥1,540 / Kindle版 ¥1,386]


ちなみに本書は全416ページとだいぶ長めで、前半は内容がハードなので、
一気読みしたい方も「2章」が終わるあたりまで読まれたら一回休憩して、
残り半分をガーッと読まれるのが個人的おすすめの読み方です。
 2019-10-05 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2019-09-21 (土)   片道勇者ノベル発売2週間前!&会話見本
【片道勇者ノベル 発売2週間前!】

片道勇者のノベライズ『片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄』
発売まであと2週間となりました!
発売は10/5(日)! よろしくお願いします。

で、これまでの間にカバーイラストが発表されていたのでご紹介します!


イラスト:モタ 様

表紙に出ちゃったのでネタバレしちゃいますが、
ノベルは「無印版ベースのストーリー」でありながら、
プラス版より「アルバート」(左上)が登場します!

そして「ネムリ(中央右のしっぽの生えた女の子)」が主人公に守られている、
いかにもメインヒロインっぽい立ち位置に!
果たしてどんな物語が繰り広げられるのか!

予約はすでに可能ですので、
気になる方はよければぜひこちらからどうぞ! 発売は10/5です!


片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄
Amazonページへ

¥1,540(税込)



【最初にキャラクターの会話見本を作ったお話】

今回はノベライズ企画において、私がどんな「準備」をしたかのお話をします!


ノベライズ企画が立ち上がったとき、私はまず

「ゲーム内のデータだけだと仲間キャラ同士の会話がないから、
小説でキャラの間にどんな話をさせればいいか全然分からないじゃん!
急いで会話の見本を作らないと!」 


と考え、「無印版の全キャラ同士の組み合わせ」について
あわてて会話見本の資料を作りました。
(ネムリ×フリーダ、ネムリ×パンティ、ネムリ×デュークガルツ、ネムリ×ヴィクター、
ネムリ×魔王、ネムリ×イーリス、フリーダ×パンティ、フリーダ×デュークガルツ……のような全組み合わせ)


今回はその資料の中から、割とレアそうな組み合わせである
「イーリスと魔王」「パンティと王様」の会話をご紹介!
これらは「2人で一緒にいるシーン」を想定した会話見本となっています。



◆妖精イーリス×魔王

仲間になった魔王がイーリスを見て、自分の時代にいた人工生物について語る。

イーリス「ねえ、魔王ってなにか食べるの? 用意する?」
魔王「いや、私は喰わん。喰えぬと言ったほうが正確だな。
あの王女と同じ扱いでいい」
イーリス「あ、そうなんだ。じゃお水だけね、はーい」
魔王「ところで小妖精……おまえ、私が相手でもまったく物怖じしないな」
イーリス「え、そうかなー? まあガシって握られたら死んじゃう程度の命だしー?
気にしすぎたら何もできないよ」
魔王「そういうものなのか? 私が見た人工生物はもっとおとなしかったが……」
イーリス「えっ、見たことあるの!?」
魔王「我々の時代で、たまにな。おまえみたいなやつに掃除をさせたり
書記をさせているのを見たことがある」
イーリス「へー。でもこの体だとお掃除は時間かかりそう」
魔王「一日中やらせていたからな。
『人間ではないから長く働かせてもよい』という論理だった」
イーリス「うわー差別っぽーい」
魔王「だが人の社会は、おそらく今もそういうものだろう。
変な思い込みや常識が常にみなを縛っていて、
本来支配されずともよい者もそれに支配されていて……
時代が変わればうつろう程度の常識であるにも関わらずな」
イーリス「そうだね。ちょっと分かるよ……」
魔王「まあ、人類が昔と変わらんからこそ、こうやって
通じ合う話ができるのかもしれんがな……」


◆傭兵パンティ×ヴィクター王

軽い上下関係はあれど、この2人だと素直な男同士の会話もしそう。

パンティ「いえーい王様ー! 俺が魔王倒すから褒賞くれよ!」
ヴィクター「わしはもう財産なんぞ何も持っとらんぞ。」
パンティ「マジかよ! じゃあ王様の意味ねーじゃん!」
ヴィクター「じゃよなあ。カネも出せん王など価値ないじゃろ?」
パンティ「じゃあ何か便宜はかってくれよ! コネとか!」
ヴィクター「もう部下もおらんし、近所の国ごとなくなったから何もしてやれんぞ」
パンティ「王様マジ役に立たねえ!」
ヴィクター「まあ国のおこしかたくらいなら教えてやれるかもしれんな」
パンティ「国作りはしたくねーなー。管理とか面倒臭そうだし」
ヴィクター「じゃよなー、よく分かっておるではないか!」
パンティ「なんだ王様もそう思ってたのかよ! やっぱ身軽なのが一番だよなー!」
ヴィクター「まったくじゃわい」
イーリス(あれ、なんか意気投合してる!?)

※傭兵パンティは勇者として背負うものが重くて故郷を離れたので、
こういった反応をするだろうと考えます。



といった感じで、こんなのが全部で21パターン!
(アルバートは途中で湧いたので無印版の 7人×6人÷2=21 パターン)

1つ1つは短いながらも、キャラ同士の接し方や、どう対応するかという情報が
「0」から「1」にはなるわけで、少しは執筆のお役に立てていればうれしいですね。

例えば今回挙げなかった中だと、
「薬師ネムリがフリーダ王女にどう接するか」という点だけでも、
方向性の指示がまったくなければ3パターンくらいに分岐するかもしれません。


A:ネムリ「えっ、フリーダさんは王女なんですか? えらい人……なんですか?」
(住んでいた集落が完全に王国から独立していて王や貴族の存在を知らない)

B:ネムリ「お、王女様なんですか!?
こ、このたびはごきげんうりゅわしゅ(噛んだ)」

(教育を受けているか、集落が王国と関わりがあり、王や王族の存在を知っている)

C:ネムリ「王女様、ですか……私の村って税の取り立てが厳しくて
いつも貧しかったんですよね……」

(自分たちから取り立てた税で贅沢な暮らしをしている人々に少し恨みがある)


この中から、「ゲーム内容から予想できる、原作者の想定したネムリ像を選べ」
と言われたら、ちょっと悩む気がします。
ゲーム内だけでは情報が少ないため、どれも十分にありうるでしょう。

そしてノベライズでは、こういった問いが執筆の中で何十回と出てくるわけで、
情報なしに全部を正解させるのは大変です!
10回に9回当てても、残り1回で失敗したらそのたびに、
「XXはこんなキャラじゃない!」なんて言われかねないんですよ!

そんなリスクを考えれば、原作者である私が「キャラクターの資料を作る」とさえ
一言も言っていない段階でこの案件を引き受けてくださったライターさんは
勇気がありすぎます。ヤバい。

そしてまた、これ以外にも足りない資料が山ほどある中、
重要そうな疑問点を欠かさずこちらに投げてくださった
著者さまと編集さまには感謝しかありません。
みなさんとても仕事ができる人たちだったので、私も見習いたい限りです。


会話の見本は上で挙げた2つ以外にもいっぱいあるので、
そのうち日誌のネタがなくなった頃に上記のように載せたり、
動画量産の練習も兼ねて会話シーンの「動画化」などに
挑戦してみてもいいかなと考えています。



以下はいただいた拍手コメントより、ノベライズについてのご質問!


>片道勇者ノベルの電子書籍版は出ますか?

編集さまに確認したところ、【10月5日の0時】より
主要書店で電子版が配信される、とのことです!

なので私も、発売されたらいつでも出先で紹介できるように、
電子版を買おうと考えております。
(私は電子書籍リーダーとしてKindleを使っていますが、Kindle書籍は
作者自身の本であろうと自分で買わないと所有状態にできないっぽいんですよ)


ちなみに今回のノベルとは違うのですが、、
既刊の『片道勇者TRPG』が昨日の9/20にちょうど電子版が発売されたので、
「欲しいけど置く場所がなくて買えない!」とお思いだった方は、
よければこの機会にぜひご検討ください。簡単な設定資料集としても使えそうです。

こちらはレイアウト固定(1ページが1枚の画像になってるイメージ)なので、
タブレット端末をお持ちでしたらそちらの方が読みやすいと思います。

『片道勇者TRPG』シリーズ3冊 Kindle版
  
 2019-09-21 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2019-09-07 (土)   片道勇者ノベル発売決定!
【片道勇者ノベル発売決定!】

ということで、ようやく発表となりました!
『片道勇者』のノベライズが10月5日、発売(予定)となります!




片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄
Amazonページへ

¥1,540(税込)

私は監修で、執筆してくださったのは紅仗直(くじょうなお)さまという方、
イラストレーターは『片道勇者TRPG』に引き続きモタさまとなります!

上の落書きでも分かるかもしれませんが、
キャラクターデザインはTRPG版のものが踏襲されます。



【内容の方向性は?】

肝心の内容についてですが、まずライトノベルの棚にあっても
すごくライトな内容というわけではありません!
一部Web小説みたいに早期から主人公がケタ外れに強くて
安心感たっぷりのイケイケストーリーが展開される感じではない、
という意味で!

このノベライズでは主人公や仲間は強いながらもときどきシクりますし、
ダメージもちゃんと受けます!
なんだこの説明。

言い直すと、『片道勇者』のゲームらしくときどき失敗したり、
たまにひどい目にあったり、人間ドラマに最低限必要な
かすかな心のすれ違いが発生しながらも割とすぐ仲直りしつつ、
徐々に前進していく感じの内容となっております。

「(やっていい描写的に)『片道勇者開発記』の
サイドストーリーみたいな感じまでなら、
お客さんの層的にもたぶん大丈夫ですよ!」

と著者さまに最初にお伝えしたのもあり、
雰囲気としてはサイドストーリーくらいの配分で

「基本はまじめ、ときどきお気楽、ごく一部にダーク風味あり、後味さわやか」

という風に描かれていると考えてくださればいいのかなと思います。
私が書くような内容が好きな人には、
ざっくりおすすめできるのではないでしょうか。



【品質はどうか?】

内容や品質については、私の主観では
「これは面白いですよ!」と素直に言ってしまえるくらいには
他の方にも納得しやすそうな良クオリティではないかと感じています。

「監修」として、品質管理の面で特に意識した点を以下に列挙します。


<キャラクターの再現性は確保したかった>

監修の立場として、キャラクターの再現性だけは絶対に確保しようと思ったので
「XXはこんなこと言わねえ!」みたいな部分を見つけたら
めちゃめちゃビシバシ口出しさせていただきました。

(といっても、実際はライターさんがかなり優秀で
初稿の段階で90%以上セリフの意味がバッチリ合ってたので、
こんなツッコミ方をした部分はほぼなかったんですけれどね)

もちろん、「口調」も含めてセリフの一つ一つまで
細かくチェックして指摘を入れさせていただいておりますので、
厳しい目で見ても、原作と比較してのキャラクターの違和感は
ほとんどないんじゃないかなと思います。

ただ小説としての文体的な都合で、
セリフがお堅い感じがするところだけは許してください!



<仲間キャラは「全員好きになれそうな感じに
描いてほしい」と伝えた>


近年のゲームシナリオライターさんは、大なり小なり
「読む人にキャラクターを好きになってもらう」お話を書くのが
仕事になりやすいはずです。
その前提で、私は最初に著者さまに
「メインの仲間キャラは全員好きになれる感じに描写してください!」
とお願いしました。

最終的に、全体にわたってほぼ完璧に
そのオーダー通りに書いてくださっているので、
特定のキャラの株が大きく下がるような展開はありません。
そういった点は、まず安心してください。

何か気になりそうなところがあるとしてもせいぜい、
豪傑ぞろいの中でネムリだけほぼ一般人なために、初陣でファンブルしたり、
原作の都合でストーリーが進むと体調を崩す場面があって
かすかな足手まとい感が出てる程度かなと思います。
(ゲーム内だと、ネムリの調子が悪そうでも特にデータ上のペナルティは
発生しませんが、自然に考えたらそりゃ色々問題が出ますよね)



<私が思いつく程度の配慮は全部言った>

上記以外にも、
「情報的にこういうシーンもある方が分かりやすくていいんじゃないスか?」
「これ入れるのは、これこれこういう理由でヤバくないッスか?」
など私が思いつく程度の配慮や思いつきは全部ご提案しましたし、
著者さまも大小かかわらずそれらをほぼ全部反映してくださっているので、
方向性としてはほぼ私の好みに近いものになっていると思います。

というか、「監修」ってもっと口出しする場所が少なくて、
ある意味で投げっぱなしにできるのかと最初は思っていたんですよ!
ですが、優秀な編集さまが細かい単位で確認できる体制を
ととのえてくださっていたおかげで、思ったより楽はできませんでした。
でもその分だけ、私の成分もしっかり含有されています。

もちろん著者の方は、めっちゃいっぱい書いては
めっちゃ捨ててブラッシュアップしまくってるでしょうから、
苦労は私の比ではないでしょう。

著者の人も監修にこんなに口出しされてイヤだったんじゃないかな……
と内心思っていたのですが、直接お話をしてみたところ、
どうやら著者の紅仗直さまはシナリオ監修のお仕事もされていたらしく
「監修側が何か言いたくなるときの気持ち」がよく分かる方だったようです。
道理でホイホイとご提案を取り入れてくださったわけです!

おかげさまで仕事自体はすごくやりやすかったですし
ご提案のしがいもありました。
私が新しく書いた資料やコメントなど全部合わせたら
それだけで9~10万文字分くらいになってましたからね!
本にしたらそれだけで200ページ分くらいありますよ!



<原作は超えているか?>

お話の範囲としては、「無印版」にプラス版要素を
ちょっと足したくらいの展開やデータをカバーした内容となっております。
その点はあらかじめご了承ください。

一方で『片道勇者』世界に対する掘り下げは私でも感心するレベルです!
著者さまは私が思いつかなかった深いところまで
片道世界内で起こりうる「可能性」を模索してくださっていて、
ノベライズは原作の流れをただなぞっただけの物語では終わりません。

原作者の私でも納得できる自然な掘り下げの、
ちょっと驚きの展開も繰り広げられますので、
そういった部分もぜひご期待ください!



ということで、こういった感じの内容でよければ、
片道勇者ノベルはすでにご予約が可能ですので、欲しい方はよければお早めに!
予約がないとAmazonさんも発注してくれなさそうですからね。


片道勇者 滅びの闇と繰り返す英雄
Amazonページへ

¥1,540(税込)
 2019-09-07 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2019-03-30 (土)   片道勇者1マップ生成動画
【片道勇者のマップ生成】

『片道勇者』のマップ生成について興味を持ってくださる方がいらっしゃったり、
お仕事で緊急に資料が必要になって色々作ってたりしたので、
その副産物としてマップ生成の流れを紹介する合成音声動画を作ってみました!
これまで極秘だったマップ生成手法がいま明らかに!



『片道勇者』のマップ、意外とそれなりの品質でできているように見えますが、
作り方は意外なほどランダム任せだったりします。
詳細は動画の方をご覧ください。
最後の方でも言っていますが、たぶん横スクロールRPG向けです。

特に、もっとも重要であろう「山」や「水地形」などの配置も、
言ってしまえば「ランダムサイズのマップチップの塊をランダムに置いてる」だけ!
作り方がうまいことハマってたのか最終的にはまともに見えるものになりましたが、
こんなあまりにザツな手法でそれっぽいマップが作れてしまうのかと驚いたほどでした。

ただそれでも、開発の過程ではパラメータをかなり試行錯誤したり、
生成方法を何度も変えてみたりした結果なんとかうまくいったのがこのやり方なので、
きっと各手順ごとに、たまたまうまくいく要因が積み重なっていたのだと思います。

皆さんが同じ試行錯誤を繰り返す必要はないと思いますので、
もちろんこの手法を真似てくださっても構いません。
せっかく作った資料ですので、後の人のための足がかりになれば幸いです。



この『片道勇者1』のマップは風景的にはまだしも、
ゲームプレイの面で見ると「近くに障害物があるか否か」くらいの
差しかなかったので、次の『片道勇者2』の方では
もう少し豊かな状況を生み出せるようなマップを組めるよう意識していきたいです。
 2019-03-30 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2018-03-24 (土)   片道勇者2アルファ追い込み中!
【片道勇者2アルファ追い込み中!】

『片道勇者2アルファ版』の4月公開に向けての追い込み中です!

ダンジョンも2種類だけ用意しました。前作アルファと同じく、「少しまともなの」と「犬小屋」。
画面のダンジョンはまともな方です。



今のところ、『片道勇者2アルファ』は以下のような感じのものになりそうです。

●プレイ可能なクラスは「剣士」と「騎士」!
そして搭載されているスキルは初級レベルのものです。
上級レベルのはスキル習得システムごと未実装です。

●インターフェースやプレイのテンポは、自分が不満にならない程度には
気持ちよくしていますが、ほんの少し足りない感触です。今後もいじっていきます。

●バランスはザツに決めつつ自分が楽しめる感じにいじっているので、
おそらくハードモード寄りになっている気がします。
なので、「挑戦回数に応じて、拠点で初期ボーナスや
強い装備がもらえるような配慮」を公開までに実装しておく予定です。
(「次元倉庫」がないので、その代わりですね)

●ちょっとしたやり込み目標も用意しています。
ボスが3回出てきて、全部倒せるとスゴい! とか。

●「説明」は随所に追加していますが足りない可能性の方が高いので、
皆さまからのご意見をいただきつつ、必要に応じて書き足していきます。

●バグは見つかる範囲では取りましたが、
再現性が不明なものがいくつか放置されています。

●自分基準で、始めたらつい30分くらいなんとなく
遊んでしまうくらいには楽しく遊べています。
最適解が分かっても実現性が80~90%くらいで止まる感じのゲームなので、
「ローグライクっぽさ」は前作より増したかもしれませんが、
その分マニアックさが上がってしまっている懸念はぬぐえません。
従来のファンの方向けの配慮や、積み重ねによるプレイも
許容するような配慮を今後も随所に挟んでいきたいですね。

●「片道勇者っぽいですか?」って聞かれたら、
「思ったよりも『片道勇者』っぽいものになっている」と
答えられるくらいのものになっていると思います。



最速で出せるなら、エイプリルフールの4/1に出して
「開発開始1周年アルファ!」なんて言いたいところですが、
まだ身内テストでさえやってもらってないので予定は未定です。
それでも、いくらなんでも4月中には出せると思います。

ということで、追い込みの方がんばってきます!
 2018-03-24 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2017-04-29 (土)   片道勇者TRPG まとめ!
【片道勇者TRPGまとめ!】

『片道勇者TRPG』、これからまだまだ展開があるかもしれませんが、
ひとまず現時点では一区切りしたかなと思いますので、
今回はこれまでの『片道勇者TRPG』情報のまとめをご紹介します!



【そもそも『片道勇者TRPG』ってどんなゲーム?】

『片道勇者TRPG』 Amazon販売ページ


『片道勇者TRPG』は私の開発したフリーゲーム『片道勇者』を
元にしたTRPG(テーブルトークRPG)ルールブックです!

このTRPGは、どんどん呑まれていく大地を東に向かって進み続け、
出会ったイベントや戦闘の成否をサイコロで決定したり、
必要ならロールプレイをして判定を有利にしたりして進めていくゲームです。
基本的に「転生」による周回を前提としており、何度も冒険に挑んで
大きな物語――キャンペーンを進めていくことが多くなるでしょう。
もちろん、気軽に単発プレイを楽しむこともできます。

だいぶ初心者向けに作られており、ルールは割と簡単めです。
さらにTRPGが初めてで
「いきなりロールプレイ(演技)なんてできないよ!」という人も安心!
難しければロールプレイをやらなくても問題ないというルールなので、
ご安心ください!

この『片道勇者TRPG』ルールブックには、ルールやデータの他に
実際のプレイ風景を再現した「リプレイ」パートも収録されており、
私がウルファというお姫さまのキャラをやっていたりします。
このリプレイパートによって、TRPGをやったことのない人にもおおよその
雰囲気を掴んでもらえると思いますので、そういった意味でも安心の一冊です。



【『片道勇者TRPG』のゲームの流れ】

ということで、ここで『片道勇者TRPG』の簡単なプレイの流れをご紹介します!


【まずキャラクターを作ろう!】

まずセッション開始時にあなたのPC(プレイヤーズ・キャラクター)を作りましょう!
このゲームでは基本的に、セッションごとに
新たなキャラクターシートを作ることになります。
仕組みが分かれば、5分でキャラを作ることができます。

作り方は簡単! まずキャラの「名前」を考え、選べる中から「クラス」を選んで、
次に「特徴」と呼ばれるボーナスを2つ選択し、
あとは「所持金」をサイコロで決めればキャラのできあがり!

クラスによって、レベルアップ時の能力の上がり方が変わったり、
初期装備が違ったり、覚えられるスキルが変わります。

<キャラクターシートの例。これは「騎士」のシートです>  クリックで拡大


原作と同じく、クラスの「剣士」や「理術士」は強いです! 「狩人」も便利かも!
「騎士」は最初から装備が良くて防御が高く、
初回の魔王戦で活躍できるかもしれません。
最初に使えるクラスは上記の4種のみですが、「クエスト」(後述)をこなすことで
その他のクラスも使えるようになります。

特徴は……
よく分からなければ戦闘に使うパラメータを上げるのがお手軽に強くなれます!
(剣士や騎士なら「筋力+」、狩人なら「敏捷+」、
理術士なら「知力+」といった具合)

ルール上は周回ごとにクラス変更してもいいので、
状況に合わせたクラスを選ぶもよし、好みに応じて選んでも良しです。



【冒険に出発! 1日目へ進もう】

TRPGでは、GM(ゲームマスター)という人が司会・進行・審判をやってくれます。

「最初の城」でGM演じる王様の話を聞いて冒険に出たら、
あなたは「1日目」のエリア3つからどこへ行くか選んで、
そのマスに進むことになります。

1日目のみ、イベントが明らかにされています。
他のPCのみんなと同じエリアに進むも良し、単独で行くもよしです!
単独で行くとより危険になる代わりに、後で経験値ボーナスがもらえます。

<マップの進行例。地形に応じて色々な追加効果が発生します> クリックで拡大




【昼のイベントをこなす】

移動したら昼のイベントとして、着いたエリアに指定されているイベントをこなします。
たとえば着いたエリアには、「モンスターが出るイベント」であったり、
「商人と遭遇する」などといったイベントが設定されています。

そして、敵ならうまく奇襲できたか、
商人ならあなたが勇者であることを証明できたかなどを
そのエリアにいる代表者一名が
「自分の能力値+サイコロ2個を足した数値」で「判定」し、
目標値以上を出して成功させれば課題がうまくいったことになります。
失敗したら何か問題が起きます。

そして「判定」する前には、
「ジャッジ」と呼ばれるロールプレイを行うことができます!
たとえばイベントに書かれた「ジャッジ」が
「どのように奇襲したか説明する」だったら、
PCは「草むらに隠れて近付いて攻撃します!」などと言って
それがGMに認めてもらえれば、
判定に+1のボーナスを付けることができるのです。

うまく思いつかない場合や、自分の能力値が十分な場合は、
ジャッジをやらなくてもまったく問題ありません。
また、仲間がいれば判定に仲間の能力も一部足すことができます。
(能力を足せる量は、「好意」という絆の度合いによって変化します)



【日によっては昼イベント後に魔王が登場!】

日によっては、昼のイベントをこなした後に「魔王との遭遇」が挟まれます!
その際は、逃げるか、戦うかしなければなりません。
この魔王を倒せば、その周回はひとまず終了となります。

なお魔王は次に行う「夜行動」を終えて次の日に移動すればいなくなりますが、
それまでは何か行動するたびに魔王からのいやがらせを受けます。
ダメージを受けたり、装備やアイテムを破壊されたりするのです。なかなか困ります。



【夜行動を行う】

昼のイベント処理が終わったら、次は夜行動です。
夜行動は昼のイベントと違い、各プレイヤーそれぞれが1回ずつ行うことができます。
(昼のイベントは代表者一人が判定を行います)

夜行動には、「偵察」して次の日の隣のイベントを明らかにしたり、
仲間と交流して「好意」を上げたり、「探索」してイベントを発生させたりできます。
(※「探索」のみ、やった時点でエリア全員の夜行動が終わってしまいます)
これらの行動を行う場合は、【ST】を消費します。

今後に備えて上記の夜行動を行うか、それとも【ST】を温存するか……
それぞれ、自分の状態を見て考えることになるでしょう!



【次の日へ】

【ST】を消費する夜行動が終わったら、次の日付のエリアを選んで「進行」します。
進行時にはサイコロを振って通過した道のりを決めるのですが、
場合によっては【ST】が大きく減少してしまうこともあります。
またこのとき、そのエリアにずっと1人でいた人は経験値のボーナスがもらえます。

ちなみに2日目以降のエリアは、前日の夜行動で「偵察」しないと、
そのエリアで何のイベントが起きるか事前に把握することができません。
やみくもに突っ込んだ先には凶悪なドラゴンがいたり……なんてことも!
「偵察」は地味ながら重要です。



そして、この要領で日を進めていき……。



【ゲームが終わったら?】

魔王を倒したり、「世界の果て」にたどりついたり、PCが全員死んだりした場合は
その周回が終了し、【伝説P】という強化ポイントを得ることができます。

この【伝説P】を使うことで、新たな特徴をアンロックしたり、
次元倉庫を広げて次の周回へより多くのアイテムを持ち越したり、
取れる特徴の数を増やしたりできます。要するに、戦力を底上げできます。

それが終わったら、次の周回へ向けて新たなキャラクターシートを用意します!
このとき、クラスを変更したり、特徴を変えたり、キャラを別人にしても構いません。

以上、ここまでが1セッションの流れとなります。



【レベルアップは?】

道中、イベントをこなしたり、戦闘を終えるか逃げると
【経験値】を入手でき、成長していきます。
そう、『片道勇者TRPG』はセッション中にレベルアップするのです!
実は他のTRPGって、ゲームの途中でレベルアップすることが少ないんですよ。

レベルアップすると、キャラクターシートに記載された数値に従って能力値が上がり、
スキルを習得できます。【経験値】を得てレベルが上がれば、クラスによっては
【ST】を消費することでダメージを増やしたりイベント判定の成功率を上げるスキルも
習得できるので、冒険がラクになっていきます!

……もちろん、日が進むにつれて冒険の難易度も上がっていくんですけれどね。



【戦闘ってどんな感じ?】

戦闘はザコ戦の場合、「1回」の攻撃で全てが決着します!
「PCが攻撃判定に成功」し、さらに
「攻撃に成功したPCがダメージ算出した結果、総ダメージが敵の【LIFE】以上」
になれば無傷で勝利することができます!

ただしダメージが敵の総LIFEを上回っても、「攻撃判定に失敗した人」は
敵からの反撃ダメージや【ST】減少を受けてしまいます。

また、「倒すための総ダメージが足りなかった場合」は、
たとえ攻撃判定に成功した人でも
全員が反撃ダメージを受けてしまいます。
(1人以上攻撃成功していれば辛勝した扱いです)
なのでたまに、敵と味方が相討ちになる場合もあります。

なお、普通の戦いは1ターンがケリが付きますが、
魔王などの特別な敵との戦いに限り、
何回も攻撃判定と反撃処理を行って決着を付けます!
何ターンも戦いを続け、魔王の【LIFE】を削りきれれば勝利です!
(※ルールブック上ではターンという表現は使われていませんので、あしからず)



【そしてクエストの存在!(※最重要)】

魔王を倒せばめでたくゲームクリア! ……というわけでもありません。

というのも、各PCはゲーム開始前に「クエスト」という
秘密の目標を選ぶことができます。
それは公開条件を満たせば他のPCにも見せることができ、
さらにクエストを達成できればキャンペーンのお話が進んだり、
強力な装備が手に入ったり、
【伝説P】というゲーム終了時の強化ポイントを追加で得ることができるのです。

実はPCたちにとって「魔王を倒すこと」はサブ目標で、
どちらかというとPCの真の目標は「クエストの達成」であることが多いです。

たとえばキャンペーンシナリオでは、何度も周回してクエストをどんどんこなし、
クエストクリアによって解放された新たなクエストを
さらに進めることでお話を進めていくので、
魔王を倒すよりもクエスト達成を優先せねばならない場合が多々あるのです。

そしてクエストを次々に解放していくうちに、いずれ最後の敵と戦えるようになり、
真の敵との決戦のクエストを選ぶことができるのです!



【でもすぐ死ぬんじゃない? 死んだらヒマじゃない?】

GMさんのイベント配置次第ですが、『片道勇者TRPG』は意外と死にません。
そして仮に死んでしまっても、このゲームではPCは
「幽霊」となってついていくことが可能です!

「幽霊」は移動以外は自分から行動できませんが、交流の対象にされたり、協力したり、
持ってるものを「あげる」ことだけはできるので、生存者をサポートしてあげましょう。




という感じです! ざっくりな説明でしたが、
何となく流れを思い浮かべられましたでしょうか?

『片道勇者TRPG』はボードゲーム的に進めることもできますし、
ロールプレイ多めの冒険を展開することもできるでしょう。
そういった自由があるのに加え、正当派寄りのファンタジー世界で
割と死ぬ機会にも恵まれているゲームなので、そういうのが好きな人にもおすすめです。



【公式リプレイ動画もあります!】

そして、ただいまの『片道勇者TRPG』の最新コンテンツはこれ! 公式リプレイ動画!
私とルールブック内のセッションをご一緒した「ブリッツP」様という方が、
公式リプレイ動画を作ってくださいました!

手軽にルールを掴むのによさそうな一作なので、よければぜひご覧下さい。
全4話となっております。ハチャメチャで面白い一本です!

【片道勇者TRPG】ドラゴンブックリプレイ 第1回


【片道勇者TRPG】ドラゴンブックリプレイ 第2回


【片道勇者TRPG】ドラゴンブックリプレイ 第3回


【片道勇者TRPG】ドラゴンブックリプレイ 第4回


おじいちゃんズ3人+女の子1人という、
平均年齢がやたら上に偏ったメンバーで繰り広げる珍道中!
これが公式でいいの!? というハッチャけっぷりですので、
そういうのが好きな方に特におすすめです。
もちろん監修である私も、編集部の人も誰も止めませんでした。さすがです。



【私が作った『片道勇者TRPG』リプレイも!】

『片道勇者TRPG』のリプレイは私も作成しております!
その名も『灰の少女とヨルムンガンド』!

<片道勇者TRPGリプレイ『灰の少女とヨルムンガンド』>
クリックでリプレイページへ


魔王を倒すべくそれぞれの世界で旅に出た勇者たちでしたが、
魔王を倒し闇に呑まれて次に目覚めたのは、
見たこともないようなおどろおどろしい世界!
そんな「監獄世界」と呼ばれる場所で繰り広げられる、勇者たちの死闘の物語です。

『片道勇者TRPG』による全9話 + 『片道勇者TRPGプラス』で
プレイした後日談的な外伝1話、でお送りしております。

フリーダ王女やネムリやデュークガルツなどの原作NPCも多数登場!
なぜか頻繁にひどい目にあうネムリは必見!



【さらなる冒険を楽しみたい人には、サプリメントもおすすめです!】

『片道勇者TRPG』には「サプリメント」という拡張ルールブックがあります!
一冊目の『片道勇者TRPG』と合わせて使うことで、より楽しい冒険を楽しめます。


『片道勇者TRPGプラス』


この『片道勇者TRPGプラス』、リプレイは収録されていないものの、
たくさんのキャンペーンが掲載されています!

原作プラス版を再現したキャンペーンや、NPCたちとの物語が楽しめるクエスト集、
闇の中へ帰って行く『往復勇者』キャンペーンなんていうのもあり、
長編の冒険のネタに困っておられるGMさんにとってとても嬉しい一冊です。

システム的には、「理騎士」や「忍者」、「観光客」という
新クラスが追加されている他、
「城の拡張」や「食品の劣化(腐敗)」、「国」システム、「関所」の存在など
新システムが色々追加されています!

また、追加されている新たなデータは一冊目より過激になっており、
一冊目での冒険に慣れてしまった人でも生きるか死ぬかの楽しいプレイが楽しめます。
より判断が求められるようになり、盛り上がること間違いなしの一冊です!



『片道勇者TRPGアペンド』


「プラス」とは打って変わって、こちらの『片道勇者TRPGアペンド』は
ボリュームのたっぷりのリプレイが主に収録されている一冊です!
今回は、PCとしてなんと私が演じる「アルバート」が参戦します!
リプレイだけ読んでみたいという人にもおすすめできます。

もちろん他にも新システムや新データ、
そしてNPCにスポットが当てられた「NPCの世界」や、
原作の『集う世界』『闇が速い世界』といったキャンペーンワールドを再現した
「チャレンジ世界」の冒険などが用意されています。

『片道勇者TRPGアペンド』は、どちらかというと
単発プレイに向いた一冊だと思いますので、
「単発プレイに味付けして遊びたい!」とお考えの方にぜひおすすめします。
また、アペンドは『片道勇者TRPGプラス』がなくても、
1冊目の『片道勇者TRPG』だけあれば組み合わせて遊べるので、
それも手軽なところです。



以上、いかがだったでしょうか?

「これだけじゃ情報が足りないよ!」 と思われた方には
『片道勇者TRPG』公式の方でも色々情報がございますので、
そちらもあわせてご覧ください!

『片道勇者TRPG』サポートページ
公式情報まとめ、シートのダウンロード等ができます。
https://fujimi-trpg-online.jp/download/owh.html (アーカイブ)





『片道勇者TRPG』はルールが割とシンプルめだと思いますので、
TRPGが初めてで不安な人や、とりあえず正当派ファンタジー世界で
遊んでみたい人など、
そういった方々に特にオススメできると思います!

TRPG布教用や、片道勇者のファンブックの一つとしても持っておいて損はない……
かもしれない片道勇者TRPG関連ルールブック!
よければ末永く、よろしくお願いします!
 2017-04-29 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2017-03-18 (土)   片道勇者TRPGアペンド!
【片道勇者TRPGアペンド、ついに発売!】

ということで『片道勇者TRPG』の3巻目となる
『片道勇者TRPGアペンド』、ついに発売です!
今回はアペンドの中身について詳しくご紹介していきます。


※NPCが女子成分をたっぷり補給してくれたので、途中でアルバートが
うっかり女子化することはありませんでした。心の準備だけはしていました。




【ボリュームたっぷりのリプレイ!】

今回は、全ページのうち約7割がリプレイページというビッグボリューム! 
1巻目は100ページまでだったのが、アペンドでは160ページまであるので、
当社比で約1.6倍のボリュームです! 
1巻のボリュームでは物足りなかった方にもご満足いただけるのではないでしょうか。

そしてなんと、今回はシルフェイドシリーズや片道勇者プラスでおなじみ、
『アルバート』がプレイヤーキャラクター(PC)として参戦!

リプレイの文脈自体は1巻からの続きとなっており、
私のPCが亡国の姫「ウルファ」から「アルバート」になった以外は、
ブリッツP様の紅葉の騎士「雷蔵」さんも、
桜庭星菜。様のドMな「小ザッパ」さんも前回から続投です!
彼らが好きだった方もお楽しみに!

リプレイは2本編成で、1話目(本の中では1巻目の続きなので「3話目」扱い)が
「ネムリと共にナユタの実を探してドタバタな冒険を繰り広げる」NPCの世界、
2話目が「フリーダ王女と共に聖なる武具を探す」NPCの世界の冒険となっています。
「ナユタの実」狂と化したネムリは必見!
面白く使ってくださったありがとうございます。

ついでに私の素行の悪さのせいで、とうとうアルバートに
半公式でケモ耳しっぽ好き属性が付いてしまいました。
リアルタイムのTRPGでは中の人の嗜好が隠せないから困ります。
といっても、ここ以外でもアルバートが
「ネムリ嬢のしっぽは国宝級だああァァ!」などと
頻繁に叫んでいたので、今さらかもしれませんけれどね。

他にも、女の子に向かって「なかなかいい全裸だったぞ」とか
言ってしまうアルバートが見られるのはこのリプレイだけ! 
ちょっぴり衝撃の結末も待っています、気になる方はお楽しみに!



【新たなシステム拡張!】

今回も片道勇者TRPGプラスに続いてシステムの拡張があります! 
それぞれ紹介していきます。

◆『装備の付与効果』の扱いが原作のプラス版仕様に!

アペンドでは、巻物の「付与」は使った瞬間でなく、
手に入れた時点で決まるようになります。

たとえば、武器にランダム付与する従来の【剣の巻物】は、
アペンドだと【剣の巻物『鋭い』】だったり、
【剣の巻物『闇夜』】として手に入るようになるわけです。
これによって、ある程度狙って武器や防具を強化したり、取捨選択が可能になります。
(装甲を上げたい人に巻物をあげるとか、いらない剣の巻物を売っちゃうとか)

また、店で任意の付与の巻物を買えるようになりますので、
巻物が買えるところなら「お金で欲しい付与を付ける」ことが可能!
さすがに最強クラスの付与は買うことができませんが、
最初の強化がこれまでよりも気軽かつ価値あるものになること間違いなしです!

さらに追加で、すでに持っているのと同じ装備をドロップした場合、
ドロップした装備にはランダムで「付与」が付くというルールも付きます。
このあたりも、プレイヤー側に有利な修正だと思うので使いたい人はぜひどうぞ。

新しい付与のデータも追加されたので、
武器や防具の強化がより楽しくなりそうなシステム拡張です。


◆原作プラス版のように『傭兵』を雇えるように!

『傭兵』は原作のプラス版であった「協力NPC」を再現したシステムで、
傭兵はLIFEやダメージ、装甲といった戦闘能力にボーナスを付けてくれます。

雇う方法はマップと運!
特定の施設にたどりつくと、運次第で『傭兵』を雇うことができます!

ただし、雇った後も各種判定に失敗した場合や、
「登山」や「水泳」が要求される場面で運が悪いとお別れになってしまうという感じで、
この辺りも「協力NPC」っぽい感じに仕上げてくださっています。

データ的にどのくらい役に立つかは未知数ですが、
物語上ついてくるNPCを『傭兵』扱いにしてみたりして、
ロールプレイの面白みを増したりするのも楽しいかもしれません。
うちのリプレイならタクーシなど傭兵にしやすそうです!
(そして山で置いていかれるオチ)


◆縛りプレイ用の特徴が実装!

普通の特徴も追加されていますが、今回特徴的なのは
原作プラス版にあった『闇が速い』『目が悪い』『痛覚がない』といった
縛りプレイ用の特徴が搭載されていること!

これらを使うと冒険が大変になる代わりに【伝説P】がガッポリ稼げたり、
中には自分だけでなく仲間の獲得【伝説P】にボーナスが付く特徴もあるので、
十分元が取れる感じに設定されています。
PCだけじゃなく、プレイヤーさんもドMな人はぜひご利用ください!

しかし【伝説P】は最終的には余っちゃうので、最後の消費用途として、
ついでにプラス版特有の「装備の修復システム」なども
入れてもらえばよかったかもしれませんね。
うちのリプレイで決戦兵器になるはずだった【火炎のシルバーランス】を
決戦に着く前に折られてしまったPC、ロリアさんを見ながら)
でもやっぱり、片道勇者には一期一会、ないし諸行無常な感じがお似合いでしょうか。



【そして新たなアペンド世界!】

遊ぶ側の皆さまにとっては、ここが本書の最も面白いところではないでしょうか。
「アペンド世界」は原作のキャンペーンワールドを再現したルール/データ集で、
各プレイに特別なイベントやクエスト、追加ルールを足すものです。

アペンド世界には、『NPCの世界』と『チャレンジ世界』の2種類があります。


◆『NPCの世界』とは!?

『NPCの世界』を使う場合は、まずネムリやヴィクター王、アルバートや少女ミラなどの
『NPCの世界』群からGMが1つ選んで使用します。
たとえば『フリーダ王女と聖武具の試練の世界』などです。
(なお仲間になるキャラのうち、イーリスと兵士Dの世界だけはありません)

採用した場合、選んだキャラのイベント発生地点を3つほど世界に配置します。
そのイベント発生地点は開始時に明らかになっており、
PCの誰かがイベントをこなすことでNPCとの話が進み、
【伝説P】にボーナスを得たり、アイテムを得たりすることができます。

この『NPCの世界』は
「こんな感じでNPCやイベントを出してお話を演出すると面白いよ!」
という感じのいい見本にもなっていると思いますので、
GMさんは『NPCの世界』のシステムを参考に、
あなたのオリジナルNPCのストーリーを展開してくださるのも楽しいと思います。
原作キャラにとどまらず、どんどん新たな世界を展開していってください!

なお、各NPCの性格には注意深く配慮して下さっている感じで、
原作の延長っぽい雰囲気が楽しめる内容となっています!
関係者の皆さまのご配慮、本当にありがとうございます。

あと、アルバートの『NPCの世界』の一部イベントが半獣人女子への
欲にまみれた感じになってしまったのは
どう考えてもセッション中の私の素行のせいです!
とはいえ、片道世界でハッスルさせるなら、アルバートに
そういった属性を最初から付けた方が動かしやすかったかもしれません。
こんな感じでアルバートにどんどん変な属性が付いていきますが、
アルバートならきっと問題ないはずです。


◆『チャレンジ世界』とは!?

原作には『集う世界』や『闇が速い』キャンペーンなどがありましたが、
それらが今回、『チャレンジ世界』としておおよそほぼそっくり再現されています!

チャレンジ世界に挑戦するとどうなるかというと、「世界のルールが変化」します!
もちろん、基本的にはどれも厳しい方向に変化します。
より厳しい条件でクリアすることで、
【伝説P】まわりでちょっといい報酬を得られるのです。

チャレンジ世界は「クエスト」になっているため、PCが任意に選択できますが、
さらには特別ルールとして、他のPCが選んだものにも
「共に参加」することもできてしまいます!
なので、全員でクエストを一気に「4重がさね」にすることもできるわけですね!
報酬は莫大ですが、果たしてクリアできるんでしょうか。




これらの『NPCの世界』や『チャレンジ世界』は、
単発プレイにもとても向いていると思います。
「キャンペーン回すほどでもないけど、単発で味があるプレイをしたい!」
と思われていた方には、ぜひおすすめの一冊です!
どちらの世界も難易度はそこそこハードですし、
『チャレンジ世界』は決戦の演出やバトルも盛り上がるはずですよ。



ということで、他にもモタ様のアツくて素敵なリプレイ挿絵の数々など
色々なものが詰まった『片道勇者TRPGアペンド』!
もし興味がおありでしたら、ぜひこちらからどうぞ!




『片道勇者TRPGアペンド』Amazon購入ページ
(税込1,728円)




【その前にアルバートって誰?】

「ところでアルバートって誰?」というあなたのために、
ツイッターゲーム『片道勇者オンライン』でのアルバートの冒険を再編集してみました!
少しはどんなキャラか理解できる内容だと思いますので、よければぜひどうぞ。

【アルバート片道冒険記】(新ウィンドウ)


アルバート視点で、『片道勇者オンライン』40日分以上に渡る
結構なボリュームのお話が繰り広げられます。
スマートフォンでもある程度見やすく配慮したつもりですので、お暇なときにぜひ。

私の作ったゲームで、アルバートはときどき世界を越えて登場しています。
今後もどこかでご覧になることがあるかもしれません。



今後も、アペンドのリプレイで雷蔵さんを担当された
「ブリッツP」様の片道勇者TRPG公式動画リプレイが引き続き配信予定です!
『片道勇者TRPG』の展開は「もうちょっと続くんじゃよ」ということで、
ぜひお楽しみに!
 2017-03-18 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者




2017-03-11 (土)   片道勇者TRPG動画!
【片道勇者TRPGリプレイ動画!】

ニコニコ動画にて、ブリッツP様による
片道勇者TRPGのリプレイ動画が公開されました!
ルールやゲームの流れや雰囲気を把握していけるものとなっております。
たぶん!!





平均年齢約60歳くらいのシルバー感ただよう片道勇者TRPGリプレイとなっております!
こんなノリでも公式です。すごい。
公式と聞いてこれを出すブリッツP様も凄いですが、
普通にOKを出されたドラゴンブックの中の人もすごい。
そして監修で私にも一声チェックの声がかかりましたが、
もちろん「いいですね! 面白そうです!」って言いました。
誰も止めなかったので仕方ないですね。

そしてもしお持ちでしたら、『片道勇者TRPGプラス』の
165ページにある「南大陸キャンペーン」の挿絵をご覧ください。
なんとそこに描かれているのが、動画のPC達だったりします!

ちなみにブリッツP様はニコニコ動画のTRPG動画で有名な方で、
『片道勇者TRPG』と来週発売の
『片道勇者TRPGアペンド』のリプレイでご一緒しました。
最初にご一緒してから私が見ていた範囲では、
ブリッツP様のPCもリプレイのキャラクターもおじいちゃん尽くしだったので、
間近で見た印象としてはおじいちゃんキャラがとても好きな方だという認識でした。



【新刊『片道勇者TRPGアペンド』、3/18発売!】

そして発売が来週3/18に迫った『片道勇者TRPGアペンド』!
今回はリプレイページ多めの一冊です!

詳しい内容はまた来週にお知らせしますが、
なんとリプレイでアルバートがPCとして参戦します!
もちろんアルバートの中の人は原作者である私です。
私の素行が悪いせいで、TRPG版のアルバートにまた新たな属性が付いてしまいました。

TRPGはリアルタイムで進行する都合上、中の人の性格適性が
モロに出ると前回言いましたが、逆に言うと中の人の好みや嗜好が隠せなくて困ります。
読まれて「こんなのアルバートじゃない!」 と思われた方、すみません。
これが原作者の表現したアルバートです……。

ということで新刊『片道勇者TRPGアペンド』、
ブリッツP様のこれからの動画とあわせて、よければぜひご期待ください!
ご予約も可能です、その際はこちらからどうぞ。




『片道勇者TRPGアペンド』Amazon購入ページ



ちなみに上のは私のアフィリエイトリンクなんですが、そのリンクから検索したりお買い上げいただくと、
数%ですが広告料が私に入ります(リンクをブックマークしてそこから買い物を始めても入るかも)。
収益は全額サーバ維持費に充てられます。

このサイトのトップページの一番下にもリンクがありますので、
もしお買い物ついでにご支援くださるという神様みたいな方がいらっしゃいましたら、よければぜひ。
そしてすでにリンクをご利用くださっている皆さまには本当に感謝の限りです!




いつものゲーム話のほうは、今のところネタが思いつかないのと
精神力に余裕がない状況なので来週もお休みです。

もし何か語って欲しいことや、開発において聞いてみたいこだわり部分などが
ございましたら、ぜひ拍手コメントからどうぞ! 
今すぐは思いつかないだけで、案があれば飛びつくかもしれません。
 2017-03-11 (土) web拍手 by FC2 カテゴリ: 片道勇者
片道勇者 2/19


▲一番上へ戻る


 

アーカイブサイトへ

Copyright © SmokingWOLF / Silver Second